バモスのダッシュボードを外して、内部を確認してみることに!
今回は、購入したホンダ・バモスMT 4WDのダッシュボードを取り外してみたので、その作業手順を紹介します。
私が購入したのは、走行距離22,000kmの冠水車バモスです。
そんなバモスですが、エアコンを使用すると吹き出し口から小さく切り刻んだ黄色い紙のようなものが噴き出してきます。
よく見てみると乾燥した泥や砂である事が分かりました。
ダッシュボードの上にも細かなもの黄色い砂のかけらが埃のように積もって車内が汚れてしまいます。
「これはエアコンの内部を掃除しないとダメだな……」
エバポレーターやエアコンファン、ダクト内部を掃除するにはダッシュボードを取り外して掃除する方が効率が良さそうです。
素人がダッシュボードを取り外すのは、なかなか勇気がいる作業です。
しかしこのまま放置するわけにもいきませんので、意を決してダッシュボードを降ろし内部を掃除することにしました。
この記事では、ダッシュボードを取り外すまでの作業を紹介します。
これからバモスのダッシュボードを外してみたい方の参考になれば幸いです。
※この記事は私個人の作業記録です。整備される場合は自己責任でお願いします。
カーステレオを取り外す
まずは、カーステレオから取り外していきます。
ダッシュボードを取り外すには、周辺のパネルや固定部品を外し、内部にある固定ネジや配線にアクセスできるようにする必要があります。
カーステレオ周辺は、そのための最初の作業箇所です。
パネルを取り外す際は、内装はがしなどを使用し、樹脂部品を傷つけないように注意します。
パネルのコーナー下部辺りから固定箇所を確認しながら、内張剥がしを突っ込んで、こじっていきます。
無理に引っ張ると、パネルの爪が折れてしまうこともあるので慎重に作業します。
※場合によってはクリップが非常に固いところがあるので、焦らずいきましょう。


カーステレオは4本のプラスネジで止まっているので、取り外します。
ネジ4本外したら、カーステレオ本体を引き出します。裏側に配線があるので注意して取り外します。
カーステレオ裏側コネクターを取り外します。
※コネクターを外す前に接続状態を写真に残しておくと、元に戻すときに役立ちます。

上画像ではエアコンパネルのネジ4箇所もついでに取り外しています。
これで、カーステレオ周辺の取り外しができました。
グローブボックスを取り外す
続いて、助手席側にあるグローブボックスを取り外します。
グローブボックスは6箇所の止めネジを取り外しました。
右下側画像のグローブボックスのフタを開けて左右下側コーナー部分がプラスネジで固定されているので、両側とも取り外します。


同じく、グローブボックスのフタを開けた上側2箇所が樹脂製ネジクリップで固定されているので取り外します。


左下画像、グローブボックスの下側から赤矢印⇑部分にネジが付いているのでここも取り外します。
そうしたら6箇所全てのネジをはずしたので、グローブボックスをつかんで引っこ抜きます。
※ある程度一気に引っ張らないと抜けなかったので、ここは勇気を持って一気にひっこ抜きます。



グローブボックスを取り外すと、ダッシュボードの奥側が見えるようになります。
かなりスペースが空いています。
普段は見えない部分なので、汚れや配線の状態なども確認しておきます。
Aピラー内装パネルを取り外す
次に、Aピラー内装パネルを取り外します。
Aピラーとは、フロントガラスの左右にある車体の柱の部分です。
まずは、ドアを開けてウェザーストリップのAピラー部分のみ取り外します。全て取る必要はなし。
※ウェザーストリップとは、ドアや窓部分に装着されているゴム製のシール部品です。
Aピラーも隙間から内張剥がしを突っ込んで剥がしていきます。 上部から取り外していきました。
パネルを外す際は、固定クリップなどの位置を確認しながら慎重に作業します。


左右のパネルを取り外します。
僕は1カ所、内装パネルのクリップ取り付け部が割れてしまいました。😨
ハンドル・コラムカバーを取り外す
続いて、運転席側のハンドル周辺を作業します。
ダッシュボードを取り外すためには、ハンドル周辺の部品も確認する必要があります。
今回は、ハンドルとコラムカバーを取り外していきます。
ハンドルの取り外し
ハンドルから外していきます。
ハンドルにはエアバッグが装備されている為、通常の内装部品とは違った注意が必要です。
※エアバッグ関連部品を取り扱う前には、必ず車両の整備書に従って電源を遮断し、指定された安全手順を守ってください。
まずはバッテリーのマイナス端子を必ず外しておきましょう。
バッテリーマイナス端子を外したら20分~30分は放置しておきました。
下画像のハンドルの左右にあるカバーパネルを取ると、中に普段見慣れない星の形をした特殊ボルトが見えます。 トルクスねじといいます。


トルクスねじを取り外すにはトルクスドライバーや、トルクスレンチを使用します。
非常に固く締めつけてある(ロックタイトが塗布されている)ねじなので、取り外す時は力がいるかも⁉
トルクスねじを取り外す前後にエアバックの配線カプラーを取り外しておきます。
下画像の黄色のカプラーです。 取り付け方が特殊で、スライドさせて取り外すみたいな構造でした。
ホーンの配線カプラーも取り外しておきます。


トルクスねじ、エアバッグ、ホーン配線カプラーを取り外したら、ハンドルのセンターカバーが取り外せます。 ※ホーン、エアバックの配線に気を付けて取り外します。
ハンドルセンターカバーが外れたら、中央部分にハンドルセンターボルトがあるので、それを緩めます。
このセンターボルトもすごく固く固着していたので、緩めるのに鉄パイプを差し込んで延長した工具を使用しました💧。
ハンドルセンターボルトが緩んだら、ボルトを取らずにハンドルを手前にひっこ抜きます。
こちらも固着している為、揺らしたり、振動を与えながらハンドルを引っこ抜く!
※センターボルトを取ってハンドルを引っこ抜くと、勢いで引っこ抜いたハンドルでケガします!


ハンドルがスプラインからゆるんで引き抜けそうになったら、センターボルトを取り外せます。
ハンドルを引き抜く前に、ハンドルをセンター位置(タイヤが真っすぐの位置)へ合わせて、ハンドルのスプラインとハンドル取り付け部にマジック等で位置がずれない様にマーキングしておきます。
マーキングとハンドル位置が確認出来たら、ハンドルを引き抜きます。
ハンドルコラムカバー取り外し
コラムカバーは、ハンドルの付け根周辺を覆っている樹脂製のカバーです。
固定ネジなどを確認しながら、上下のカバーを取り外していきます。
左下画像赤⇑部分にプラスねじで取り付けてあるので、外します。
あとは内張剥がし工具等を使用し、ツメの位置を確認しながらコラムカバーを上下に分割していきます。


メーターパネルを取り外す
メーターカバー取り外し
メーター周りのカバーパネルを取り外します。
カバーパネルはクリップで固定されているので、手前に引っ張り出す様に取り外しました。
はじめての作業は感覚が分からないので、根気と時間が要ります!
クリップの固定箇所を注意しながら引き抜いていきます。



メーターパネル取り外し
メーター周りのカバーを取り外すと、メーターパネルが取り付けてあるプラスねじが、3箇所見えるので、取り外します。 下画像赤〇部分のプラスねじを外す。

メーターの裏側には電気配線のコネクターが接続されています。
配線類に注意して取り外しましょう。


ワイパー・ライト・レバースイッチを取り外す
続いて、ハンドル周辺にあるワイパーとライトのレバースイッチを取り外します。
スイッチレバーの止めネジ上下2箇所を取り外します。
カプラーを取り外して、スイッチレバーをと引き抜いて取り外します。
(両側とも同じ)



助手席エアバッグユニット
助手席エアバックはダッシュボード内部の車体側へ固定されているため、ダッシュボードを取り外す作業では、この部分の確認が必要になります。
※エアバッグは事故の際に乗員を保護する重要な安全装置です。誤った取り扱いは、エアバッグの展開や部品の損傷、取り付け不良につながるおそれがあります。車両の整備書に記載された電源遮断や待機時間などの手順を必ず守ってください。
※エアバックを取り外す前にバッテリーマイナス端子を外し、20~30分放置しましょう。
グローブボックスを取り外したところから、覗いて上側を見るとシルバー色の筒があります。
それが助手席用エアバッグです。
下画像赤〇部分3箇所でナットで固定されているので外します。
エアバックユニットはダッシュボードにも張り付いています。
取り外しは、ダッシュボードと一緒に取り外しました。

エアーバックから伸びている黄色の配線があります。たどっていくと黄色のカプラー部分があるので、そこで取り外しておきます。

各部の配線・配線止めを取り外す
ダッシュボードを取り外す時に邪魔になりそうな配線止めなどを外します。
配線止めやクリップは、固定方法を確認してから外していきます。
グローブボックスを取り外した所にも配線止め、テープがあるので外しておきます。

ちなみにグローブボックスを取り外した所に付いていたステーのようなものも、取り外しました。

配線止めを取り外す前に、どこに配線が固定されているのかを写真に残しておきます。
また、配線の取り回しや固定位置を記録しておけば、元に戻す際にも役立ちます。
エアコンスイッチパネル左右下側にも配線が止められています。
ラジオペンチなど利用して取り外します。


ダッシュボード上側のハザードスイッチや、リヤデフォッガー(後方窓熱線)スイッチをメーターパネルを取り外した所から覗くと手が届くので、スイッチ裏側の配線カプラーを取り外しておきます。
コネクターを外すときは、ロック部分を確認し、配線そのものを引っ張らないようにします。


写真を撮り忘れていましたが、以下箇所のダッシュボードの電装品配線に注意しましょう。
- ハザードスイッチ、リヤデフォッガー
- リヤヒーターファンスイッチ
- ヘッドライトレベライザー
- シガーソケット
- ETC、GPSアンテナ等、その他電装品
配線がつながったまま無理にダッシュボードを引っ張ると、配線やコネクターを破損します。
ダッシュボード取り外し前に必ず確認します。
ダッシュボードの取り外し
いよいよ、ダッシュボード本体の取り外しです。
ここまでの作業で、周辺の内装部品や必要な配線などを取り外してきました。
最後に、ダッシュボード本体を固定しているネジやボルトなどを確認します。
ダッシュボード固定ボルト、ナット取り外し
・灰皿の取り外し後 奥にあるナット
灰皿を取り外し後、灰皿取り付け上部にあるカバーを取り外しておきました。(中の配線確認の為)
右下画像赤〇部分の取り付けナットを外します。


下画像 左右Aピラーの下側にある、ダッシュボード取り付けボルトを外します。


下画像 ダッシュボード左右端の下側にある取り付けボルトを外します。


下画像 メーターパネル取り付け部の下側のボルト、エアコンパネル右側の赤〇部分ボルトを外す。


右上画像のエアコンパネルはツメでダッシュボードに引っ掛けてあるので、外しておく。
上記した固定箇所のボルト、ナットを外したら、ダッシュボードが動くかどうかを確認します。
まだ動かない場合は、ネジや配線、クリップなどが残っている可能性があります。
無理に引っ張らず、原因を探してください。
ダッシュボードを取り外す
固定部品がすべて外れたことを確認したら、ダッシュボード本体を取り外します。
ダッシュボードは大きな部品なので、無理に持ち上げると、内装や周辺部品を傷つけるおそれがあります。※助手席エアバック注意!
【取り外したダッシュボード本体】

ついにダッシュボードを取り外すことができました!
普段は見えない内部が、ようやく確認できる状態になりました。
素人がここまで分解するのはなかなか大変ですが、目的のエアコン内部にもアクセスしやすくなります。
それにしてもやっぱ冠水車、よごれてんな~💧。
ダッシュボードを取り外した車内を掃除する
ダッシュボードを取り外したら、内部の状態を確認してみます。
今回のバモスは冠水車なので、内部にどのような汚れが残っているのか気になるところです。
【ダッシュボード取り外し後の車内】

普段はダッシュボードに隠れている部分には、ほこりなどがたまっていることがあります。
今回は、手が届く範囲を中心に、掃除機やウエスなどを使って掃除します。
配線やコネクター、電装部品があるため、水を直接かけるような清掃はしないつもりです。
また、冠水歴のある車両では、泥や腐食の跡、配線やコネクターの異常などがないかも確認しておきたいところです。
次回はいよいよエアコン内部の清掃!
今回の作業では、カーステレオやグローブボックスなどを順番に取り外し、ダッシュボードを取り外すところまで進めました。
これで、エアコン内部を清掃する準備ができました。
次回は、今回の作業のきっかけになった「エアコン吹き出し口から乾いた砂のようなものが噴き出す症状」について、エバポレーターや送風ファンなどを清掃した様子を紹介します。
【関連記事:バモスのエアコン吹き出し口から砂のかけらが!エバポレーターを掃除してみた】
まとめ
今回は、バモスのダッシュボードを取り外す作業を紹介しました。
取り外した部品は多く、配線やコネクターもあるため、簡単な作業とはいえません。
特に、エアバッグ関連部品は安全に関わるため、整備書に従った作業が必要です。
ダッシュボードを取り外す際には、次の点を意識するとよいと思います。
- 取り外す前に写真を撮影しておく
- ネジやクリップなどの固定部品を整理して保管する
- コネクターや配線を無理に引っ張らない
- 配線の接続位置や取り回しを記録しておく
- ダッシュボードを無理に引っ張らない
- エアバッグ関連部品は安全手順を厳守する
- 組み付け後は各部品の固定や電装品の作動を確認する
素人のDIY整備では、作業を急がず、一つひとつ確認しながら進めることが大切だと感じました。
今回のバモスも、まだまだ整備が必要な箇所が出てくると思います。
これからも不具合を確認しながら、自分でできる範囲の整備に挑戦していきます。
同じようにバモスの整備をしている方や、DIYで車をきれいにしたい方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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