今度こそ!ステディーロッドブッシュ交換。

ステディーロッド ロ-バーミニ

アクセルオン、オフ時にフロントがガタつくなと思ったらローバーミニにはありがちなステディーロッドブッシュの劣化をうたがうべきです。

以前ステディーロッドブッシュの交換をしようとしたら、ボディー側付け根のブラケットごと破損していて大事になっていたのですが、その時がこちらです。

ステディーロッドブッシュ交換とブラケットの破損修理。

ミニの場合個体によってはかなり消耗の激しい部品の様です。

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ステディーロッドブッシュとは?

ステディーロッドブッシュとはいわゆるエンジンマウントのブッシュ(ゴムパーツ)の事で横置きのミニのエンジンが前後に動く振れ止めをしてくれているパーツです。

ブッシュと名の付く部品は大抵ゴムや樹脂系のパーツで基本的には消耗部品です。

ミニに限らずどの車でもエンジンマウントはありますがやっぱり他の車(現代車)と比べるとミニはへたるのは早いです。しょ~がないけどね。

消耗が激しい場合は手で揺すってもエンジンが前後します。自分のミニの様に・・・💧。

交換手順

ステディーロッド

上の画像赤丸部分がステディーロッドなのでこれを取り外す為にまずは他のパーツを取り外します。

1.
まずはエアクリーナーボックスを取り外します。ネジ3本で止まっています。
裏側にバキュームホース、吸気温センサーの配線があるので注意して取り外す。

2.
ブレーキマスターシリンダーをブレーキサーボから取り外し位置をずらして作業しやすくする。
ブレーキパイプは取り外さず作業します。※ブレーキパイプを折らない様に注意して作業する。
下画像赤丸のナット両側2個をとれば取り外せますが、ブレーキマスターから外す時は慎重に!
マスターシリンダー内部のピストンを破損しない様に気をつける。

ブレーキマスターシリンダー
ブレーキマスターシリンダー

3.
下画像ブローバイパイプ(通称エントツ)赤丸部ナットを外してを取り外します。
取り外すと何とか作業スペースが確保できます!ホンのチョット💦


ブローバイパイプの取りつけてあったエンジン側に取り付け穴が開いているので、ナットなどをエンジン内部へ落としてしまわない様にウエスなどを詰め込む。 地獄の小穴ですよ~。

ブローバイパイプ
ブローバイパイプ

4.
ステディーロッドを取り外していく。1/2インチのボルトで取り付けてある。
エンジン側に取り付けてあるボルトは何とか外せると思うが、ボディー側に取り付けてあるボルトは下側が外しづらかった・・・。

ステディーロッドボディー側

ある程度上側ボルトを緩めてから、工具を下側にも突っ込み感覚でナット位置合わせをする。

5.
ステディーロッドが取り外せると思いますが、アースコードもボルトで一緒に取り付けてあるので、エンジンルームに落とさない様に注意する。

6.
ステディーロッドブッシュを新品と交換する。
マイナスドライバーや、プライヤーなどで古いブッシュをこじって取り外してやる。


上側画像は使用していたステディーロッドとブッシュです。

右側ブッシュの劣化が激しいです。

反対に画像の左側に付いてるブッシュはまだ使用出来そうな感じでした。
まぁついでなので取り替えますが。

新品のブッシュを取り付けるときはグリスなどを塗布しておくと取り付けやすくなる。

後は逆の手順で組付けていくのだが、ステディーロッドブッシュの穴位置と取り付け位置が合わずに、だいぶ苦労しました。

工具(ソケットレンチなど)を利用してステディーロッドのブラケット裏側からナットを取付けようと何度か試みましたが、狭い!見えない!工具が入らんで苦労して諦めました。

ステディーロッド取り付け

画像の様に指先でナットを持ってボルトに取り付ける事にしましたが、時間がかかりました。

もっといい方法、コツがあるんでしょうが自分の手持ちツールと知恵ではこのやり方が精いっぱいでした。

強化・対策パーツ

前述した様にローバーミニはステディーロッドブッシュ(エンジンマウントブッシュ)が他の車と比べても弱い。車自体も昔の設計なのでしょうがないかもしれないが、出来れば長くトラブル無く乗り続けたい。そう思いショップの方や自分でも何か良いアイテムが無いか調べてみました。

1.強化ブッシュ

エンジンマウンとブッシュに限らず色んな部分のブッシュに「強化ブッシュ」があります。
歴史の長~い車なのでそういったパーツが多く、各メーカーからだされているのは助かります。
地味ですが低コストで確実に車を変化出来るカスタムパーツだと自分は思ってます。
自分のミニにはボディーブラケット側取付部は圧入タイプブッシュ、エンジン側は分割式のブッシュをそれぞれ取り付けてみました。

参考までに下にリンク貼り付けておきます。

ハイテク ステディロッドブッシュ(1個)
ハイテク ステディロッドブッシュ(1個)

ちなみに下側(ロアステディーロッド)もあるのでそちらもついでに確認しておきましょう。

2.ステディーロッド追加カスタム

マニュアル(MT)ミニはエンジン振れ止め(ステディーロッド)が上側1か所、下側1か所の2か所です。ATミニは上側1か所しかありません!
元々振れ止めが少ないので追加でステディーロッドを取り付けてしまいましょう~というわけです。
穴加工さえすればボルトオンで取り付けれてしまえそうなパーツで効果もありそうです。

種類も上側に追加出来る物、下側に追加できる物とあり整備の方曰くおススメ出来るパーツだそうです。

アンチスイング ブラケット(1.3i -’96用)
アンチスイング ブラケット(1.3i -’96用)

まとめ

ローバーミニ乗りなら一度は聞いたことあるステディーロッドブッシュの交換。
今回はその交換の仕方をとりあげてみました。

エンジンルームがぎゅうぎゅう詰めで狭いミニなので一つのパーツを交換するのも一苦労です。

しかもへたるのも結構早めなミニなのでどうせ交換するんなら強化ブッシュをお勧めします。
そして追加のステディーロッドも取り付け検討したいところ。

ですがここで注意点!ブッシュ類はあくまで消耗品。エンジンの振動や力がフレームやボディーにダイレクトに伝わる衝撃を和らげてくれています。
エンジンとボディー、フレームがダイレクトに繋がっていたら繋ぎ目のもろい所がきっと破損します。

強化ブッシュをお勧めしましたが「カッチカチ」なのわあまりお勧めできません!

適度な硬さと柔らかさを備えたブッシュで適度に衝撃を受け止め逃がしてくれるものがベストと思います。ブッシュにはちゃんと仕事をしてもらいましょう。

ゴムパーツのブッシュは消耗品です。定期的に交換してなんぼですね。

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