バモスのクーラント交換(ヘットガスケット交換後)

クーラント注入 軽バン バモス
クーラント注入

ホンダ・バモスやアクティ―などE07Zエンジンを積んだ、走行距離が多い車に多くみられる故障原因の一つに、「エンジンヘッドガスケット抜けによる、オーバーヒート」が挙げられます。

オーバーヒートまでは至りませんでしたが、同症状が僕のバモスにも表れたので、修理してみました。

その続きでクーラント交換・エア抜き作業を行いましたので紹介します。

※作業は自己責任で行って下さい。また作業には危険が伴いますので注意して行って下さい。
クーラントは毒性があります。廃棄処分方法など適切に行って下さい。

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素人がエンジンヘッドガスケット交換 組立

前作業として、エンジンヘッドガスケットの交換、組み立て作業をしています。

以下ブログで紹介しています。

クーラント交換準備

まずは準備からしておきます。

バモスの交換準備する冷却水量6.6ℓを準備。

E07Z型SOHCエンジン 分解時:6.6ℓ 交換時:4.6ℓ

LLCエアー抜き用のチューブ 外径:Φ7.6~8 穴径:Φ4.5~5 長さ:2~3m

以上を用意しておきます。

LLCもエアー抜き用のチューブも近くのホームセンターで以下の物を購入しています。

後はエアー抜き時に溢れたクーラントを受ける、受け皿とペットボトルが要ります。

僕は用意していなかったので強引に行いましたが、以下の物があると良いです。

・クーラントファンネル(クーラント注入、エアー抜き用)

・OBD2(故障診断機)※冷却水温度計測用

こちらのODB2故障診断機は、車のODB2端子に接続してCPUデータをスマートフォンのアプリで読み取る事が出来るみたいです。

カーディーラーなど車屋にしかないと思っていた故障診断機も随分安価で、入手できる様ですね。

僕は購入をせずに作業してしまいました。💧

冷却水温度を監視しながら作業を行えるので、用意しておいた方が良いかと思います。

クーラントの排出

クーラントの排出作業は以下のエンジンヘッドガスケット交換の「クーラント&エンジンオイルを抜く」作業で行っていますので、参考にして下さい。

基本的にはラジエーター下のドレンを緩める事と、エンジンまで繋がっている冷却水パイプの途中にドレンボルトがあるので緩めて取り外し、冷却水を排出します。

クーラントエアー抜き準備

運転席シートの取り外し(リヤヒーター付き 4WD)

僕のバモス(LA-HM2)は4WDでリヤヒーター付なので、ここにもクーラントエアー抜き用ブリーダーが付いているので準備します。

シートの固定用ボルトを取り外して、ヒーターユニットが見える様にしておきます。

まずはサイドブレーキがあるセンターコンソール後ろ側のパネルの一部を取り外します。

運転席シート左後ろ側の取り付けボルトを緩めます。

(右下画像のレンチをかけているボルトを取り外します。)

同様に運転席シート右後ろ側の取り付けボルトも取り外します。

運転席シート前側の左右取り付けボルトも取り外します。

(下画像黄色〇部と奥側のレンチ取り付け部)

運転席シートを取り外す時は、シートベルト警告用ケーブルカプラーを取り外し干渉に注意しながら取り外します。

運転席シートを取り外すと後部座席用ヒーターユニットが丸見えになります。

ヒーターユニットエアー抜き準備

ヒーターユニット部分のカバーを取り外して、クーラントエアー抜き用のブリーダーを露出させます。

下画像カバーを外せばブリーダーが露出します。

エアー抜きする時はチューブを取り付けて、クーラントで車内が濡れないように注意しましょう。

クーラント交換(エアー抜き)手順

クーラントは予め抜いた状態で、注入する作業から行います。

車体前側をジャッキアップする

まずは車体のフロント(前側)をジャッキアップしておきます。

クーラントをラジエター側から注入するので、車体後方にあるエンジン側までクーラントを流しやすくする為ですね。

クーラントを注入する。

クーラントを注入する前に全ての冷却水パイプが確実に繋がっているか、ドレンボルトが閉まっているか確認しておきます。

クーラントファンネルなどあれば、ラジエーターキャップを取り外して、注入口に取り付けます。

無ければペットボトルなどで漏斗状の物を作成して行いますが、こぼれます💧。

クーラントをラジエターへ注入します。

クーラントリザーバ―タンクの方も上限レベルを超えない程度に注入しておきます。

エアー抜き(エンジン始動前)

エアー抜きはクーラント(冷却水)が溢れて辺りが濡れるので受け皿等を用意しましょう。
※エンジン始動時は高温のクーラントに触れて火傷をする恐れがあるので注意して下さい。

①クーラントバイパスパイプ途中のブリーダーを緩めてエアーを抜

受け皿を用意して、軽くブリーダーボルトを緩めていきます。エアーが抜けると共にクーラントも漏れてきます。

②エンジン、インテークマニホールド部ブリーダーを緩める。

同じくインテークマニホールド部分のブリーダーも緩めてエアー抜きを行います。

用意したチューブを取り付け、クーラント受けにペットボトルなどを利用して行いました。

③運転席下ヒーターユニット部ブリーダーを緩める。

インテークマニホールド部同様にチューブを取り付けて、ブリーダーを緩めてエアー抜きを行います。

①~③の全てのブリーダーからクーラントが漏れてくるまでエアー抜きを行ったら、全て仮締めしておきます。

再度ラジエターのクーラント注入口を確認し、水位が下がっていたら追加して注ぎこんでおきます。

エンジン始動(オーバーホール後の場合)

エンジンを始動させますが、ガスケット交換などオーバーホール後に初めてエンジンを始動させる場合や、長期間エンジンを動かしていない時はエンジンオイルを各所に十分行きわたらせてやる必要があります。

以下順番でエンジンを始動します。

①エンジンECUヒューズを抜き取ります。

②エンジンをクランキングさせる(セルモーターを回す。)

③運転席OILランプが消えるまでセルを回して、クランキングさせます。
(何回かに分けてクランキング)

④OILランプが消えたらエンジンECUヒューズを取り付け直す。

⑤エンジンを始動させる。スムーズな回転、排気音、吹け上がりであるか確認する。

エンジンECUヒューズを抜いてエンジンをクランキングさせると、燃料をカットしスパークプラグに火が飛ばない状態でオイルポンプを始動させれます。

エンジンが無事始動したらそのままクーラントのエアー抜き作業に移ります。

エンジン始動後エアー抜き

エンジン始動後にOBD2(故障診断機)がある人は取り付けて、水温の管理画面を監視しながらクーラントエアー抜き作業を行います。(水温100℃を超えない様に!)

僕の様に無い人は危険な感に頼ります。(真似しない方が良い💧。)

1,エンジンをかけた状態でアイドリング(回転数)が安定するまで待ちます。(1000回転くらい)

2,エアコンをOFFにしてヒーターと風量を全開にしておきます。

3,ラジエーター電動ファンが1回目回り始めるのを確認する。※

4,ラジエターファンが1回目作動するのを確認後しばらくしたらエンジンを止める。

5,エアー抜きを各ブリーダー①~③を順に行っていく。(高温の為火傷に注意!)

6,エアー抜きを行ったら再びブリーダーを締めてエンジンを始動させる。

7,3~6の動作を繰り返し行う。クーラントが減っているときは補充しながら行う。

以上の動作をブリーダーを緩めた時にエアー(泡)が出なくなるまで繰り返します。

※マニュアルには「ラジエータファンが2回動作するまで暖気する」とありますが、注意が必要です。
僕は一回ファンが作動するのを確認したら、しばらくしてエンジンを止めました。

クーラントパイプのゴムの部分を厚手の手袋をして揉みしだくとエアーが出やすくなります。

水温が安定しエアーが出てこなくなったら、ラジエターとリザーバタンクFULLの位置までクーラントを補充してキャップをしておきます。

一晩放置してリザーバタンクFULLの位置から少し減っていればエアー抜き完了!

心配なのでその後1週間程度は、カーステをOFFにして冷却水が流れる音がしないか確認しました。

※もしダッシュボード裏から水の流れる音が聞こえたら、作業のやり直しです。

まとめ

ホンダバモスなどのミッドシップエンジンは冷却水エアー抜き作業に時間がかかり大変な様です。

整備に慣れていない、整備工場もある!?みたいです。

僕はシートを取り外す作業から含めて、1日かかりました。(8時間以上)

もとより手間がかかる事は認識していたので、僕の様な初めて行う方は時間に余裕を持って作業して下さい。

何事も時間と手間をかければ、やり切れます。

焦らず、挑戦してみてください。

(自信が無い人は、整備工場へお任せしましょう。)

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