今のミニは2017年の9月に購入しました。
そして2021年1月某日。乗り始めて3年と4カ月・・・色々なドラマがありましたが、ついにミニを手放すことになりました。
なぜ手放す事になったのか?
結論から言えばお金です。維持費ですね。
やっぱりというか、わかってはいたけれど決断すべき時が来たという感じです。
今まで、自分で修理出来る所は直しつつ、主治医である専門ショップの方にもお安く中古パーツなどを分けて頂き何とか車を維持する事が出来ましたが、そういった類では済まない車の修理と費用が発生。
理解ある家族、妻にこれ以上迷惑はかけれません💧。と判断しローバーミニを降りることとなりました。
その大きな理由2つを記します。
理由その1 エンジンオーバーホール
ズバリ! エンジンのオーバーホールです。
エンジンオーバーホールをやらなければならない主な理由は「ハーフムーンシール」からの油漏れがあるからです。
ハーフムーンシールについては下記事でも紹介してます。
画像赤丸部に組み付くハーフムーンシール、パーツの値段は高価ではありません。
参考までにリンク貼っときます。
ところがエンジンオーバーホールとなると結構お高い工賃が発生します。
これが痛い!(;´Д`A “`
エンジン脱着費用 5万~8万
エンジンオーバーホール 10万~ (バラシ&組付け)
上記した作業費だけではなく当然ガスケットやシール類など交換パーツ費用が発生しますし、せっかくエンジン降ろしてオーバーホールするんなら、今やれる事をしておきたいと次から次へと交換パーツが出てきます。そうなると最低30万~となってきます。
エンジン載せ替えはどうなの?
リビルドのエンジンを乗せ換えという手もありますが、最近では程度の良いミニのエンジンも中々入手困難らしくまだ自分の車のエンジンをオーバーホールする方が手堅く確実らしいです。
エンジンオーバーホールが見積り額よりも多く出費してしまうのは決して間違った考え方ではなく正論だと思います。むしろお金をかけた分、安心、安全なカーライフがミニで送れます。
本当は自分でオーバーホール出来ると良いんだけど知識、時間、場所、お金の全てにおいて余裕が無い為、断念しました。
理由その2 ボディーの錆処理と板金、塗装
理由その2はボディのやれ具合「サビ」です。
国産でも外車でも古い車にはついて回ってくる事ですが鉄で作られている物は経年劣化でどうしようもないです。
自分の場合最初の状態があまり良くなかった事は事実ですが、購入した当初はボディー塗装が綺麗だった所に目がいってしまい、トランクルームの中や、ドアの下回り、ボディー下部まで確認せず即決で購入してしまいました。
そもそもローバーミニは2000年が最終モデルです。
20年以上前の個体がフルレストアしないで錆が無い訳がない!です。
もし金銭的に余裕があるのならば、最初から全塗装して自分の好きな色をチョイスするつもりでのミニ購入をされる事をおすすめします!
金銭的に余裕がない自分の様な方は購入しようとしているクルマを上から下まで舐める様に観てください。
ボディー下側、ドアの下側、トランクの中、ルーフの雨どい。もしもボディーの塗装にブツブツっとした面が出ていたり、錆がある時は迷わずお店の方へ相談してみましょう。
購入前ならまだ間に合います!せっかく購入したのにボディーに錆があると気持ちがヘコミます。
一番やっちゃいけないのは某オークションなどで現車確認せず、画像のみの判断で購入してしまう事。
もちろん「自分で板金、塗装、レストアしてやるぜ!!」っていうのが出来れば一番なんですが、気合とか、技術、時間が結構必要。
錆で穴が開いてしまったトランクルームとフェンダー部分の板金、ボディー両サイド下側の錆処理と塗装、その他気になる箇所をつぶしていくと20万円以上の費用がかかっちゃいます。
オーバーホールと合わせて50万~60万以上の費用が・・・。
それでも最低限で多分出費はもっと多くなると予想されます。
またボディーやエンジンの現状で問題ある箇所のみ直せば今後10年は問題なく乗れるというクルマでない事は十分承知していました。(電装関係等も手付かずのまま💧。)
という理由でこちらも素人が板金、塗装出来る技術もなくお金もなく時間も作れず挫折いたしました。
手放す前に
手放す前に少しでも使えるパーツは外しておこうと思いここ半年くらい前に取り付けたばかりのドライブレコーダーを取り外そうと思います。
取り付け手順は書いておらず、いきなり取り外し方ですが参考になればと思い書き込んでおきます。
自分が取りつけていたのはユピテルのです。
前後にカメラが取り付けれるので後ろからの追突や、煽り行為にも対応可能です。
ネットで購入しましたが1万6~7千円程度だったと思います。
上画像の位置へドライブレコーダーを取り付けました。
前側は問題なかったんですが、後ろ側はリヤデフォッガーの下側へ取り付けてしまっていたので雨や雪で曇ってしまった時に何にも映らなくなってしまうことがしばしば。
取付位置を間違えました。💧
ドライブレコーダーの取り外し
では早速ドライブレコーダーを取り外していきましょう。
まずは配線から外していきます。うちのミニはセンターメータ裏から配線とってますので、まずはそこから取り外します。
インパネまたはセンターメータをはずします。
エアダクトのアウターリムを手で左に回すと外れます。
アウターリムが外せるとエアダクトのカバーが取り外せる。
エアダクトのルーバーを左か右のどちらかに回してやると引き抜く事が出来る。
エアダクトルーバーを取り外せばダッシュカバーを取り外す事が出来るのでめくって取り外す。
次にセンターメーターを外します。
下画像の赤丸部センターメーターの上方部に左右ボルトで取り付けてありますので外します。
その他ボルト等で取りつけてなければ外せます。ミニはオーナーやショップの取り付け方でかなり個体差がでるのでパーツの取り付け方も様々です。バラス時は元に戻せる様に覚えておきましょうー。
センターメータ―を取り外せるといっても裏側にケーブル類があるので完全に切り離す事は出来ません。
下画像のスピードメーターケーブルが一番短くて作業しづらいので外します。他のケーブルなど油温、油圧計に繋がっているケーブルは外すとオイルが漏れてきますので、今回の作業では必要最小限のケーブル取り外しで作業します。
スピードメーターケーブルは赤丸部分を緩めると取り外せます。(ネジになっています。)
今回は裏配線(ACC電源)からドレレコの配線をとっているのでそこを取り外し、アース(マイナス側)も取り外します。
配線の元を取り外せたらカメラまでの配線も取り外しておきます。
リヤ側も同様に配線を外していきます。
配線がを全て取り外せたら、センターメーターなど取り外した部品を元に戻しておきます。
カメラの取り外し
ドライブレコーダーに限らず、車に両面テープで取り付けた物を剥がすのって手間ですよね~💧。
では早速取り外した手順を紹介いたします。
まずカメラ本体を取り外しておきましょう。ブラケットに取り付けてあるだけなので取り外せます。
両面テープでガラスと固定されている箇所に「シール剥がし」などの溶剤と樹脂製のスクレーパーを使用します。
シール剥がし溶剤は市販品を利用しました。
樹脂製のスクレーパーはウインドウのフィルム貼り用の物を代用しています。
シール剥がし剤をドラレコとガラスの貼り付け部に吹き付け、スクレーパーで少しづつ、地味にはくります。
最初はあまりスクレーパーが隙間に入らないですが地道にやってれば隙間が出来てきます。
隙間が出来たらまたシール剥がし剤を吹きかかてスクレーパーで作業していけば、綺麗に取り外す事が出来ました。
あまり車に取り付けたパーツを取り外す事は無いとは思いますが、次の車で使用出来る物は自分で取り外しておくとお金の節約が出来ますよ。
まとめ
今回でローバーミニとはお別れする事になりました。
最初の購入時から色んなトラブル、ドラマがありましたが全然後悔はしていません。
車とはこういうもんだ!と教えてもらった気もします。
勿論、トラブルが起きたときには苛立ったり、くじけそうになったり(;´Д`)しましたが。
後になって思うのは笑い話のネタに良い経験させてもらったな~という思いでなので不思議です。
自分のなかでも背伸びせず自分のペースで車と付き合えた所が良かったな~と思います。
金銭面においてはやはり乗りっぱなしで、車検費用のみでOKの現行車とは違い、交換部品なんかも寿命が短命であったり故障なんかも出てきますのでそれなりに費用が掛かります。特に自分の場合はレストアされた車を購入していませんのである程度は覚悟していましたが、トラブルを避けるなら断然レストア済みとか、オーダーメイドで車を製作するとかをお勧めします!大金はかかりますが・・。
あとは自分である程度整備が出来ると断然良いですね。
自分もミニに乗る前までは、自分でオーディオも付けた事も無い人でしたが、ミニのオーナーになって車の構造やある程度のパーツの取り付けは出来る様になりました。知らないよりは知っていた方が断然面白いですし、自分でパーツを取り付けると構造や仕組みがよくわかり面白いです。
最後に自分が今までミニを購入維持出来てきたのは、専門ショップ存在と理解ある家族(妻)の協力があったからだと心から思います。
そういう事全部ひっくるめて「今までありがとう俺のミニ!」
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