バモスが車検だったのでサイドブレーキの効き具合の確認と調整を行いました。
またドラムブレーキの分解整備を行っているので、サイドブレーキの確認、調整は必須となる為、挑戦してみました。
素人によるサイドブレーキ調整です。参考程度にして下さい。
※この内容は私個人の作業結果を記しています。参考に作業される人は全て自己責任でお願いします。
あなたの作業、結果に私は一切関知いたしません。
サイドブレーキ調整(確認)が必要な場合
サイドブレーキ(パーキングブレーキ)の調整や確認が必要なタイミングは常にです❕
ですが日常的に点検、整備するのもしんどい(時間が無い)ので、主に確認が必要として僕個人が思うタイミングを以下に記します。
- サイドブレーキの効きが弱い時
- 車検の時
- ドラムブレーキ・シュー交換時
- ドラムブレーキ分解・整備時
- サイドブレーキレバーの引き代が12ノッチを超えて止まる
※5番については以下記事で説明します。
サイドブレーキ利き具合の確認
サイドブレーキの効きが弱いな~と感じたら、確認、調整を行えば良いんですが・・・。
バモスの場合はサイドブレーキの引き代が8~12回(ノッチ)約196Nm(20kgf)の力でブレーキが効いていればO.Kという事でした。
- サイドブレーキレバーを片手で引き、8~12ノッチで止まる。
- ※後輪にしっかりブレーキがかかっている。
※僕の場合ATなので、「D」レンジにATレバーをセレクトして、ブレーキペダルを開放しても車が動かない程度に調整しています。この時エンジンはアイドリング状態です。
サイドブレーキの調整方法
サイドブレーキの調整方法を参考までに紹介します。
参考にされる方は自己責任でお願いします。
サイドブレーキ調整の準備
後輪をジャッキアップする。
タイヤ止めを前輪にしておきます。
左右のタイヤを浮かせてジャッキアップします。
サイドブレーキの調整は左右のタイヤを手で回しながら調整するので、ジャッキアップして必ずウマをかませておきましょう。
ブレーキペダルを強めに踏み込んでおく
ドラムブレーキの分解整備(ブレーキシュー交換)等を行った後などは、ドラムブレーキの自動調整機能を使用しておきたいので、ブレーキペダルを強め10回踏み込んでおきました。
サイドブレーキレバーのカバーを外す
僕のバモスの場合(4WDのAT)サイドブレーキレバーのカバーは後ろ側だけ取り外せば調整可能の様でした。(面倒じゃなくて良い!)
サイドブレーキ後ろ側のカバーは、カバー後方の左右下側に樹脂製の止めネジと、上方はツメ3箇所で止めてあります。
・まずは左右下側にある止めネジ(樹脂製かも?)を外します。
(僕のバモスは中古車で止めネジが付いていなかった💧。)
・一番上側と、一段下がった箇所左右がツメで取り付けられています。
割らない様にこじりながら外します。
サイドブレーキ調整手順
準備が整ったのでサイドブレーキを調整します。
調整はサイドブレーキレーバーにワイヤーが取りつけてある先のナットを締めこんだり、緩めるだけです。
ここでサイドブレーキワイヤーの長さを調整して、ブレーキの効き具合を調整しています。
調整手順は下の様に行っています。
- サイドブレーキレバーを1ノッチだけ引きます。
- 左右両側の後ろタイヤを手で回して、抵抗なく回るか確認します。
(※ブレーキの引きずりがある場合は調整ナットを緩める。) - 調整ナットを少し締めこむ。
- 再びタイヤを手で回した時、軽くブレーキの引きずりがあるか両側とも確認する。
- タイヤを手で回した時にわずかにブレーキの引きずりを感じるまで、3~4の動作を繰り返して調整を行います。
- 調整後にサイドブレーキレバーを解除した時、ブレーキの引きずりが無い事を確認します。
サイドブレーキ調整後の確認
サイドブレーキの調整後には必ず確認を行います。
というか確認しなければ調整が正しく出来たかわかんない⁉
サイドブレーキ調整後の確認の仕方
サイドブレーキレバーを片手で引きます。
この時、8~12ノッチの間でレバーが引けなくなれば引き代はOKという事になります。
次に後ろタイヤが両方ともしっかりブレーキが効いているか、確認します。
サイドブレーキを引いた状態で手でタイヤを回して、回らない事を確認します。
次にジャッキと輪止めを外して、エンジンをかけて確認します。
廻りの安全状況を確認しておきます。(安全に止まれる対処ができる様に)
- サイドブレーキレバーを8~12ノッチ引いておきます。
- ATセレクトレバーを「D」レンジに入れます。
- ブレーキペダルをゆっくり解除します。(サイドブレーキは引いたまま!)
ブレーキを解除し、サイドブレーキが効いた状態で車が前に動かない事を確認します。
(エンジン回転数は1000rpm以下のアイドリング状態です)
僕の場合はサイドブレーキの引き代最大10ノッチで調整しています。
普段は7~8ノッチで使用しています。
まとめ
ドラムブレーキの分解時、車検時には必ずサイドブレーキの点検はしておきましょう。
確認のポイントはサイドブレーキがちゃんと機能しているかです。
バモスの場合は8~12ノッチの引き代で、車体にブレーキをきちっと効かせているか⁉です。
ブレーキフルード漏れなどで、ブレーキペダルを踏んでもブレーキが効かない時の最後の頼みです。
しっかり点検、調整しておきたいですね。
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