軽自動車ユーザー車検の点検項目の整備

軽自動車検査表 軽バン バモス
軽自動車検査表

愛車のホンダバモス(4WD)が車検の時期にきたので、ユーザー車検にチャレンジしてみました。

まずは車両整備からという事ですが、何から始めるの⁉車検では何処を見られるの?

ネットで調べながら、僕が行った整備を紹介します。

また車検で見られる項目とは別に「点検整備記録簿」(24ヶ月点検整備記録簿)の作成が義務付けられています。こちらの方も車検時に掲示を求められますので同時に点検整備を行います。

※この内容は私個人の作業結果を記しています。参考に作業される人は全て自己責任でお願いします。
あなたの作業、結果に私は一切関知いたしません。

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軽自動車車検でのチェックポイント

車検チェックポイントの主な項目を以下に書き出してみました。

  1. 灯火装置  軽自動車についている全ての灯火装置確認
  2. タイヤ  溝の残量、亀裂・ひび割れ等の有無
  3. ガラス  ヒビ、損傷、ステッカー、着色フィルムの確認
  4. 内装  シートベルト、ホーンマーク、ギアパターン、発炎筒の確認
  5. メーター回り  シートベルト警告灯や、エアバック警告灯などの各警告表示灯の正常確認
  6. ワイパー・ウィンドウォッシャー  ウィンドウォッシャー、ワイパーの正常動作確認
  7. ホーン(警報器)  ホーンが正常に機能するか
  8. ドライブシャフトブーツ  ブーツに損傷・破けがないか
  9. ステアリングラックブーツ  ブーツに損傷・破けがないか
  10. マフラー  排気漏れ、異常排気音、排気ガスの検査
  11. サイドスリップ検査  軽自動車の前輪タイヤの横滑り量を検査
  12. ブレーキ検査  前輪・後輪・駐車ブレーキの効き具合をそれぞれ検査
  13. スピードメータ検査  実際の時速40kmと、スピードメータが示す時速との誤差を検査
  14. ヘッドライト検査  ヘッドライトの光量・光軸検査

10.~14.の項目はテスター屋さんで確認、調整等してもらいます。
※10.マフラー排気ガス検査はテスター屋さんで出来ないところもあるかと思います。

各チェック項目の点検整備

では上記した各チェックポイントをそれぞれ点検、整備していきましょう。

灯火装置 軽自動車についている全ての灯火装置確認

軽自動車の外観に付いている、全ての灯火装置 ヘッドライト・テールランプ・ブレーキランプ・バックランプ・ナンバー灯・ウインカー等が、正常に点灯するかを確認します。

バルブ(電球)を被うレンズが破損し、光が漏れてしまっている場合はレンズ自体を交換します。

最近のLED型のテールランプではLEDが多く埋め込まれている車を見かけますが、そのうち1箇所LEDが点灯しないだけでも車検に受からないので注意して下さい。

タイヤの状態確認

タイヤ溝深さ残量、ヒビ、亀裂の有無などタイヤの状態を確認しておきます。

タイヤ溝深さは1番摩耗している箇所で1.6mm以上の溝深さがあるか、確認します。
溝深さはタイヤのスリップサインといわれる「三角マーク▲」がある場所をみて判断出来ます。
スリップサインのある場所タイヤ溝は少し盛り上がっていますが、そことタイヤ表面が同じ面(高さ)になっていたら、タイヤの交換時期です。

ガラス窓の確認

フロントガラスに飛び石による損傷や、ひび割れなどが無いか確認する。
ひび割れや、損傷がある時は整備工場に相談して下さい。
簡単なリペアで補修出来るキズもありますが、直せない場合もあります。

内装  シートベルト、ホーンマーク、ギアパターン、発炎筒の確認

・シートベルトがとりつけられていて、ちゃんと使用出来るか。

・ホーンマーク(ラッパのマーク)がホーンボタンに確認できるか。

・ギヤパターンが確認出来るか。ATは[P]、[R]、[N]、[D] MTは[1]、[2]、[3]、[4]、[R]など

ハンドルを交換していてホーンマークが無い場合は、ラッパマークを作成して貼り付けましょう。

ギヤパターン(シフトパターン)もMT車で、シフトノブを交換しパターンが無い場合は、パターン形状の物を貼り付けておきましょう。

・発煙筒が装備されているか確認する。

発煙筒も期限があります。期限内の物が装備されているか確認しておきます。
(ただ自分がユーザー車検を受けた時は、期限までは確認されなかったような~・・・。)
期限が過ぎた物は交換しておいた方が良いですね!

発煙筒は近くのカー用品店や、ホームセンターなどでも入手可能でした。
※処分は購入先で依頼できるか問い合わせしてみる。または各自治体の処理方法をご確認下さい。

最近では発炎筒の代わりに車載できるLED非常信号灯もあるようです。

メーター回り 警告表示灯の確認

シートベルト、エアーバック、ブレーキ、ABS、エンジンチェック等の異常を知らせる警告灯が点灯していると車検に受かりませんの確認しておきます。

※エアーバック警告灯は、エアーバック無しのハンドルへ交換した場合に点灯してしまいます。
しかし警告灯キャンセラーなどを取り付ければ問題ないようです。

※エアーバック警告灯はキャンセラーを取り付けないと、エンジン始動時に一度点灯して消灯する動作をしない為、不適合となる様です。

ワイパー・ウィンドウォッシャー

ウィンドウォッシャー液が噴射出来て、ワイパーが正常作動しフロントガラス汚れ等を拭き取れ視界の確保が出来るか、確認しておきます。

ワイパーゴムの切れや劣化があると、拭き取りが綺麗に出来ない場合があります。
ワイパーゴム交換は比較的簡単なので自分で挑戦してみましょう。

またウォッシャーを使用していない場合、チューブ内で固着してしまい噴射出来ないかもしれないので必ず確認しておきます。

チューブ内のつまりはボンネットを開けて、チューブの接続部分を取り外し、水で洗い流すなどして詰まりを解消しておきます。

ウオッシャー液噴射ノズルも詰まりの解消や、噴射角度を調整しておきます。

ホーン(警報器)

ホーンボタンを押して正常に警報音が鳴るか確認しておきます。

いつもホーンを鳴らしながら走っている人は、気にしなくてもよいですが。 
(それはヤバイ人だと思いますが・・・⁉😓)

ホーンは普段頻繁に使用しない事が多いので、車検前には必ず確認しておきましょう。

ドライブシャフトブーツの確認

エンジンからの駆動をタイヤに伝えるシャフトが「ドライブシャフト」ですが、そのシャフトにゴムや樹脂製でジャバラ状のブーツカバーが使用されている箇所があります。

それらが「ドライブシャフトブーツ」です。

ドライブシャフトブーツはシャフトのジョイント部分を保護する重要な役割を果たしています。
ブーツに損傷がある場合は基本的には交換修理を行います。

ドライブシャフトブーツが破損した状態で走行すると、小石や水など異物の浸入。
またグリスが漏れ出す等の原因により、内部のベアリングが損傷して異音が発生します。

僕は前側のドライブシャフトブーツにひび割れがあったので予防交換しました。

後ろ側のドライブシャフト交換は以前行っています。

またドライブシャフトブーツではなくとも、車体下側にある各ブーツ類に損傷、破れがあると車検に受かりません。

ぼくはスタビライザーリンクのブーツが劣化していた為交換しました。

ステアリングラックブーツの確認

ステアリングラックとはハンドルを操作すると、タイヤの向きを変える動きをさせる装置の事です。

ステアリングラックにも左右のロッド接続部分にジャバラ状のブーツがあり異物の浸入、グリスの飛散防止を行っています。

損傷がある場合は交換しておきます。

マフラー排気の確認

マフラー及びその他の排気装置から、排気漏れがないか音や目視で確認します。
空ぶかし等で異常に大きな音がする場合はどこからか排気が漏れています。

排気漏れがある場合はパテなどで補修するか、部品の交換など修理が必要です。

また車検の排気ガス検査では、一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)の濃度が基準内であるかどうかを検査します。

基本的には排気ガス検査は機械が無いと判りません。

僕のバモスは古い車で走行距離も多く不安だったので、スパークプラグぐらいは交換しておきました。(ほんの気持ちの燃焼効率UPです。)

サイドスリップ検査

軽自動車の前輪タイヤの横滑り量を検査します。

サイドスリップも計測機械が無いと基本的には判りません。

車検前にテスター屋さんで確認しましょう。
もしサイドスリップが狂っていたらテスター屋さんで迅速に調整してもらえるはずです。

テスター屋さんや車検コースの計測器上で、ハンドルを切ると角度が測れませんので必ずまっすぐ通過するように気を付けて下さい。(※指示に従って運転しましょう。)

ブレーキ検査

前輪・後輪・駐車ブレーキの効き具合を検査します。

こちらもテスター屋さんで確認してもらえるところが多いと思います。

テスター屋さんの指示に従ってブレーキを操作して下さい。

ただしブレーキの検査結果がどうであれ、調整、修理は行ってくれないところが多いと思います。
ブレーキの調整、修理は整備工場へ依頼しましょう。 ※車検場でのアドバイスはしてくれます。

スピードメーター検査

計測機械の上でアクセルを踏んで、スピードメーター時速40kmまでタイヤを回転させて検査します。
スピードメータが示す時速40kmと、実際の速度誤差を確認します。

こちらも計測機械上での検査が必要の為、テスター屋さんで検査しておきましょう。

タイヤの外径が変わっている場合、無理なインチアップ、インチダウンなどがあればノーマルのタイヤ、ホイールサイズへ変更しておきましょう。

テスター屋さんでは、「今が、40kmです。」と教えてくれました。

ヘッドライト検査

ヘッドライトの光量、光軸の検査をします。

こちらも機械を使用して計測検査します。テスター屋さんで検査してもらいましょう。

テスター屋さんで検査した時に調整も行って貰えます、指示に従いボンネットロックを速やかに解除出来る様にしておきましょう。

テスター屋さんでは迅速に調整ししてくれますが、ヘッドライトを交換していたり、ヘッドライトカバー等に汚れがある、年式が古い場合等その限りではありません。予め自分の車の情報を調べておいた方が良いでしょう。

僕のバモスもヘッドライト光量がやや不足気味でしたが、「アクセルを少しあおって上げて。」と車検に受かる為のアドバイスをしてくれました。

僕は事前にヘッドライトクリーナーで曇りを除去しておきました。
別の車ですが参考記事は以下になります。

まとめ

車検場で車を実際に検査されるのは以上の項目になります。

車検コースの一番初めに同一性の確認として、車検証や申請書類の記載内容と、車両が同一であるかの確認をします。車体番号と車検証の確認はしておきましょうね。

基本的には上記したポイントを確認し、正常な状態にしておけば問題ないかと思います。

車検当日にテスター屋さんへ先にいく事をお忘れなく。

テスター屋さんが色々教えてくれます。

もし車両や整備に自信が無い場合は車検日よりも前にテスター屋さんで車両の確認をしてもらっても良いかもしれません。

僕が行ったところでは、2,200円で検査、調整してくれました。

無事車検に受かったなら、自分とクルマに自信がもてるかも。

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