素人がプラグホールオイル漏れ修理 その1(取り外し編)

タペットカバー取り外し 軽バン バモス
タペットカバー取り外した後

エンジンオイルの確認をしてみようと思ったら、なんとエンジンオイルが無い!(ゲージの先端にちょっと付くくらいまで減っている。)という事態に。

エンジンオイル減少。プラグホールにオイルが!

取り敢えずスパークプラグでも外して、エンジン燃焼状態の確認してみるかと思い(わかりもせんのに💧)イグニッションコイルを取り外してみるとプラグホールがオイルでベットリ濡れている状態に。
( ゚Д゚)次々にトラブルが・・・💧

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交換パーツを購入する

まずはプラグホールへのオイル漏れから止めることにしました。

スパークプラグがオイルに浸って火が飛ばなくなったりイグニッションコイルが故障するのも嫌ですからね。

交換修理に必要な物を調べる

自分が調べて用意した物を下のリストに記します。

交換パーツ

  • タペットカバーパッキンセット  / 1,740円
  • カムシャフトホルダー用プラグホール用Oリング / 429円
  • タペットサーキュラープラグ / 418円
  • オイルドレンボルトワッシャー / 253円

合計 2,840円

その他用意したもの

  • 廃棄オイルパック2.5L / 250~300円 
  • エンジンオイル3L / 1,500~2,500円程度
  • 液体ガスケット / 約900円
  • 針金 / 100円

合計 約3,800円

交換パーツとその他用意したものの合計費用は約6,640円となりました。

交換パーツのタペットカバーパッキンセットはネットで購入しました。
タペットカバーに取りつくゴムパッキン、取り付けボルト部のゴムシールがセットになっているものを購入しました。

カムシャフトホルダー用プラグホールのOリング」 はネット上ならモノタロウで購入可能でした。が自分は型番やマッチングが不安でしたので、恐縮ながらディーラーへ問い合わせ購入しました。

流石ディーラー!私の様なビンボー人でも親切に対応してくれました。
その時にシリンダーヘッド側面に付いている、樹脂製のカバー「 タペットサーキュラープラグ 」についても教えてもらい、ついでに購入しておきました。こちらも後で調べたところモノタロウで購入可能でした。
タペットサーキュラープラグについては交換しなくても良かったかもしれませんが、消耗部品だという事で購入しておきます。

モノタロウhttps://www.monotaro.com/

廃油パックやエンジンオイル、ドレンボルト用ワッシャーは近くのホームセンターで購入しました。

液体ガスケット(液状ガスケット)は本来ならホンダ指定の物を使用した方が良いかもしれませんが、自分は近くのカーショップでホルツのを購入しました。

それとエンジン部分などを触りますのでそれなりに工具を用意しましょう。

参考記事です。

オイルを排出する

ではまず最初にオイルを抜く事から始めましょう!

当たり前ですが、これをやらないとオイルの海が広がります!下手したらオイル垂れ流しで通報されます。そんな迷惑野郎にならないようにオイル処理はきちっとしましょう。

まずタペットカバーのオイルフィラーキャップを外しておきます。その方がオイル抜けが良いです。

自分のバモスはHM2の4WDなのでエンジンレイアウトが縦置き型になります。
なので車体右側下に潜り込む形で作業します。

下画像の赤丸部がオイルドレンボルトになります。最初固くてなかなかボルトが緩まないかもですが、メガネレンチを当て、手か樹脂ハンマーでコンコンとレンチを叩いてやると緩みます。

勢い良く出てくるのでオイルバットやオイルパックで素早く受けるようにシュミレーションしておきましょう。(笑)

※オイルなどの廃油は各自治体の処理方法に従って廃棄しましょう。

オイルドレンボルトは再利用しますが、パッキン(ワッシャー)は廃棄し新品を使用しましょう。
再利用はオイル漏れの原因になるそうです。

ドレンボルトワッシャー

オイル量が減ってはいたもののはかなりの量が残ってました。

今回はオイルフィルターの交換はしません。

オイルが抜けきって出なくなったら、ドレンボルトワッシャーに薄くオイルを塗布してドレンボルトを無くさない内に取り付けておきましょう。

タペットカバーの取り外し

いよいよエンジンタペットカバーを取り外していきましょう。
※以下作業は自己責任でお願いします!

まずイグニッションコイルは先に取りはずしておきましょう。
取り外し方はエンジンオイル減少。プラグホールにオイルが!に記してます。

上画像イグニッションコイルへ繋がっていたカプラーやインジェクション配線などの赤□部配線類が邪魔になってくるので、矢印部分のカプラーを取り外して行きます。

タペットカバー(エンジンヘッド)側面にセンサー配線を止めているブラケットの10mmボルトがあるので外します。
インジェクション配線類はクランク角センサー、O2センサーのカプラーを取り外せば上方へズラしておけます。

ブローバイホースもタペットカバーへ繋がっているのでプライヤーなどで締め付けベルトを緩めて外しておきます。

ブローバイホースなどタペットカバーの取り外しに邪魔になる様なものは取り外すか、ズラして除けておくようにしておきます。またオイルフィラーキャップも干渉する為、取り外しておきます。

後はタペットカバーの固定ボルト4本を10mm工具で外していきます。タペットカバーを取り外す時は10mmの工具でほぼ作業出来ます。

ボルトを外したらマイナスドライバーなどでタペットカバー取り付け部をこじりながら剥がしていきます。

初めて見るバモスエンジン内部に感激!←40代バカな素人の感想です。
(´▽`)。

カムシャフトホルダーの取り外し

さてここからがメインどころですね。

カムシャフトホルダー(ロッカーアームホルダ)を取り外してていきましょう。

マニュアルによると下の説明順に緩めていくという事になってます。

またある程度ボルトを緩めたら自分はネットで他の方がやってるのを真似して、針金を各ボルトに回して引っかけて行きました。針金は100均で購入しました。
これはカムシャフトホルダーを取り外す時にシャフトにあるバネでパーツがバラバラになってしまう事を防ぐ為です。(私の様な素人では組み直せるかどうか自信ね~ッス💧)

下画像の様に針金ワイヤーを各ボルトに1~2週回しながら引っかけて行きます。

後はボルトを全て緩めて(緩めるだけで抜いちゃダメ)カムシャフトホルダーを揺らしながら外していきます。
自分のは固着していてなかなか外れなかったので樹脂ハンマーでコンコンと叩きながら外していきました。

ヤッター外れたー!っと思った時。カムシャフトまで一緒に上に上がってきたので、ヤバイと思いすぐに戻し何とか指でカムシャフトを押さえながら、ホルダーを取り外す事が出来ました。
マジでヤバイと思いましたが、無事取り外せてほっとしました。
カムシャフトが引っ付いて浮き上がってきたら注意しましょうね。

上側が取り外したカムシャフトホルダーです。
裏側に問題のOリングが3つあります。

下画像はカムシャフトホルダーを取り外したエンジン側の画像です。

カムホルダーを取り外した時、浮き上がってきた問題のカムシャフトが真ん中にドンッといすわってます。

下の画像は取り外したOリングです。
2つは指でつまむと弾力が無く簡単に割れてしまいました。

まとめ

お疲れ様です。

まずここまで半日かかりました。(笑)

素人なりに頑張ったつもりですが、ボルト一つ部品一つ取り外すのもドキドキしてきますね。

「プラグホール オイル漏れ修理 その1」は、部品の取り外ししかしてませんので問題は「その2」の組付け修理の方ですね。 整備士の方に聞いてみると「組みはバラシの2~3倍難しい。」と聞いた事あります。でもここまで来たらやるしかない!!

とはいえ「バラシ」は何とかここまで出来ましたし、頭の中でイメージしておいて取り組めば何とかなりますよ! 

最近のネット情報はホントにありがたい!

次はその2に続きます。

プラグホールのオイル漏れ修理 その2(組立編)

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