エンジン始動してしばらく暖気しているとダッシュパネル裏側辺りから水の流れる音が・・・。
「チョロチョロ」「ギュル~」てな感じの音が2,3日エンジン始動時やアイドリング時に聞こえてきました。
気になったので調べてみると、エンジンクーラントの流れる音で、多走行車のバモスやアクティーにとっては持病のようなヤバイ症状でした。💧
ヘッドガスケット交換が必要になった理由
エンジンシリンダヘッドのガスケット交換をする事になった理由は、ガスケット抜けです。
前述した様に、チョロチョロとダッシュパネル裏側から水が流れる音が聞こえだしたら、それはもう危険信号!
バモスやアクティのようなミッドシップE07Zエンジンのホンダ製軽バンにとっては持病のような症状だそうです。
まだ修理する前に故障個所を決めつけるのはダメですが、ほとんどこのエンジンガスケット抜けによる、事例だそうです。
このまま放置するとオーバーヒートして走行不能になる恐れがある為、早めに修理対応したいと思います。
バモス、アクティなどホンダ車、E07Zエンジンをお使いの方はダッシュパネル(運転席前側パネル)の裏側から水が流れる音が聞こえたら要注意ですよ~。
最寄りの整備工場へ相談、診断をしてもらって下さい。
エンジンヘッドガスケット交換使用部品
僕の場合、金銭的都合と自己の興味本位から自分で修理してやろうと素人がチャレンジしています。
参考にされる方はご注意下さい。くれぐれも自己責任でのパーツ等ご購入と作業をお願いします。
(型式:LA-HM2)
交換した部品紹介
以下に交換した部品を紹介致します。
僕の場合はお世話になっているホンダディーラーさんで、一式見積ってもらってます。
(2022年8月見積時)
タイミングベルト関連部品
部品 | 数量 | 費用(円) |
1. タイミングベルト | 1 | 7,645 |
2. アイドラープリー | 1 | 3,267 |
3. テンショナープリー | 1 | 3,267 |
4. パッキンセット・タペットカバー用 | 1 | 2,013 |
5. Vベルト・エアコン用 | 1 | 1,650 |
6. Vベルト・A.C.ジェネレーター用 | 1 | 1,749 |
7. ウオーターポンプセット | 1 | 9,955 |
8. サーモスタッドASSY | 1 | 2,288 |
9. パッキン、ドレン(トウヨウ) | 1 | 143 |
10. パッキン 8mm | 3 | 330 |
合計 | 32,307 |
9.パッキン、ドレン 10.パッキン 8mmが組付け中は何処に使用するべきか判らず使っていません。💧
(9.クーラントのドレン用です。)
ステムシール関連部品
部品 | 数量 | 費用(円) |
1. シールA, バルブステム(吸気側) | 6 | 1,716 |
2. シールB, バルブステム(排気側) | 6 | 1,716 |
3. シリンダーヘッドプラグ(タペットサーキュラープラグ) | 1 | 418 |
4. Oリング 31×2.5(プラグホール用) | 3 | 429 |
5. ボルト・ワッシャー 10×120(シリンダヘッド ボルト・ワッシャー) | 8 | 3,080 |
6. シリンダーガスケット(ヘッドガスケット) | 1 | 3,707 |
7. ノックピン 14×20 | 2 | 154 |
8. インテークマニホールドガスケット | 1 | 539 |
合計 | 11,759 |
※エキゾーストマニホールド側ガスケットは、以前エキマニ&マフラー交換時にリビルドパーツに同梱されている事に気が付かづ購入して余っていた物を使用してます。残しておいてよかった・・・。
その他購入した部品紹介
- カムシャフトシール 1個 約400円くらい
- オリフィスASSY. 1個 319円
- LLC(ロングライフクーラント)7ℓ 約6,000円くらい
- エンジンオイル(0W-20)3ℓ 2,000~3,000円くらい
合計 約10,000円くらい。
カムシャフトシールの交換をするなら一緒にクランクシャフトシールの交換もおススメしておきます。
僕の場合パーツを取り忘れていて交換出来ていませんでした。(-_-;)
オイルコントロール オリフィスは、取り付け時に清掃。Oリングは交換とありました。
僕は交換時キズを付けてしまった為、新品と交換しました。💧
ロングライフクーラントはバモス LA-HM2の場合6.6ℓ分は入る様なので、用意しておきました。
交換部品代としての費用合計は、約54,000円くらいでした。
以下ネット部品調達参考にして下さい。
エンジンヘッドガスケット交換に使用したツール
次は、エンジンシリンダヘッドガスケット交換時に、僕が使用した特殊ツール、ケミカル剤などについて紹介したいと思います。
使用した工具の紹介
ホンダ用クランププーリーホルダー
クランププーリーを取り外す時こいつがあった方が良いです。
最初はインパクトドライバー280N.m(充電式)で挑戦してみましたが緩みませんでした。
それでこいつを使用したんですが、これでもなかなか強力に締まりこんでいて、緩める為に鉄パイプなど併用して何とか取り外せました。
カムシャフトホルダー
カムシャフトのプーリーを取り外しまたは取り付ける時に必要な工具となります。
プーリーをこの工具で固定しながらインパクトなどを使用して緩めれると楽です。
トルクレンチ 10~150N.mに対応したもの。
全てのボルトには規定締め付けトルクがありますが、特にエンジン回りに使用しているボルト・ナットのトルク管理はしっかりしたいです。
参考までに以下に対応できるようなトルクレンチの準備をします。
カムシャフトホルダー 締め付けトルク22N.m。
シリンダヘッドボルト 締め付けトルク64N.m。
クランクシャフトプーリー 締め付けトルク113N.m。
僕の場合はホームセンターで購入していた安物10~100N.mの物と25~200N.mくらいまでのプリセット型レンチがあったのでそれを使用していますが、デジタル式等だと素人にはトルク管理が楽かもしれませんね。
バルブスプリングコンプレッサー
ヘッドガスケットの交換をするだけの方には必要ない工具です。読み飛ばしてください。
エンジンヘッドを取り外す機会も少ないので、このタイミングでエンジンヘッドやバルブなどのリフレッシュをおすすめします。
オイル下がりなどの症状がみられる場合はバルブステム交換の機会なので、是非やってみては⁉
僕はネットで購入した安物を使用しました。
安定感や使いやすさは無かったですが、取り敢えず使用出来たので。
まぁそんなに使用する機会があっても困るんですが・・・💧。
ご購入は自己責任で。
使い方については、エンジンシリンダーヘッドの分解にて作業紹介しています。
スクレーパー
インテークマニホールドのガスケットは紙製で、エンジンヘッドシリンダーへ貼りついています。
こいつを剥がすのが一苦労で、スクレーパーでこつこつ削り剥がすしかありません。
一本丈夫なやつを用意しました。
オイルストーン
シリンダーヘッドガスケットを取り外した後での平面だし、インテークマニホールドのガスケット除去。や各取り付け部の面出しに必要です。
僕の場合は会社で使い古した物をもらって使用出来たので、買わずにラッキーでした。
使用したケミカル剤
エンジン洗浄剤
せっかく分解したエンジンなので、今までのこびりついた汚れを少しでも落としたいと思います。
その為、エンジン用の洗浄剤を用意しておきます。
分解したエンジン部品へスプレーして、汚れを落としていきましょう。
ガスケット剥がし剤
インテークマニホールドのこびりついた紙製の古いガスケットを取り剥がす時に、スクレーパーと併用して使用しています。
この他、パーツクリーナーなどは用意しておきました。
また真鍮ブラシや使い古した歯ブラシなんかも用意しておきました。
まとめ
エンジンヘッドシリンダーのガスケットを交換するに当たっては、素人の不確かなネット知識では二度と自分ではエンジンを組み直せなくなる可能性が十分ある事を理解して作業して下さい。
僕の場合も好奇心からバラシはじめてしまいましたが、苦労と挫折をしております。
その話は後程・・・。
エンジンヘッドシリンダーを外して、ガスケットを交換するには準備が必要です。
場所、時間、部品、工具類です。
しかし素人では、何を準備して良いかも判りません。
なので、備忘録的ではありますが、今回自分のバモス(LA-HM2)のヘッドガスケット交換作業をする前に行った準備記録を記します。
さくっと工具を入手して作業に取り掛かりましょう。
※くれぐれも自己責任でお願いします。
以下の記事で作業の紹介しています。
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