ハンドルを回すと異音がする。
ディラーにて見てもらったらステアリングコラム辺りから異音がするということで、スパイラルケーブル(ホンダでは:リールケーブル)を交換してみましょうという事になりました。
素人整備のチャンス(本当はお金がない。)なので自分で交換してみました。
素人でも、初心者でもやればできる!(※自己責任でお願いします。)
スパイラルケーブルって何?
そもそもスパイラルケーブル(ホンダ部品名:リールケーブル)とは何ぞや⁉という事なんですが。
ハンドルをくるくると回しても、その真ん中についてるホーンボタンや多くの車に搭載されているエアーバッグの配線が絡まず、ちぎれずに作動するようにしている部品の事を言います。
最近ではよりハンドルまわりが複雑化してきてますよね。
疑問に思ったことありませんか⁉
ハンドル回してるけどエアーバックやホーンスイッチの配線ってどうなってんの?って。
はい!このスパイラルケーブルが頑張ってます!
この部品内に配線がグルグル巻きになっていて、ハンドルの回転数分は綺麗に配線を巻き取りながらスムーズなハンドル操作を約束してくれてるんですが、やはり古くなってくると劣化、痛み、損傷などで不具合が出ることもあるようです。
こちらで詳しく紹介されてました。
ハンドル取り外し手順
スパイラルケーブルを交換するにはハンドルを取り外さなければなりません。
素人でもハンドル交換は数多くの方がやっておられます。
ですが、いくつかの注意ポイントがあるので気をつけて作業しましょう。
作業中には予期せぬトラブルはつきものです。無理せず、余裕をもって行いましょう。
ちなみにホンダ リールケーブル値段は18,480円でした。
バッテリーマイナス端子を外す
バッテリーのマイナス端子を外します。
バモスはウオッシャータンクの下側にバッテリーを積んでるのでめんどくさいです。
下記事の目次「ナビの取り付け」でも外し方を紹介してます。
外したマイナス側配線は接触しないように絶縁テープなどで養生しておきます。
マイナス側端子を取り外してから10分から15分以上はエアーバック配線を外さないようにして下さい。
エアーバッグが誤動作して暴発する可能性があります! 必ず時間をとりましょう。
ホーンスイッチとエアバックの取り外し
バッテリ―マイナス端子を外してから10~15分以上たったら作業をはじめます。
ハンドルを取り外すために手前についているエアーバックとホーンスイッチを取り外さなければなりません。
下画像 ハンドル奥の左右横側にそれぞれ穴が開いているのが確認できます。
そこにトルクスレンチを突っ込み中の取り付けネジを緩めます。
かなり固く取り付けてあります。
保安基準部品エアーバックなので簡単に外れないようにロックタイト(ネジロック)が塗布してあります。
私もネジが緩まず苦戦しました。
KTCのラチェットドライバーにトルクスがついていたので、ドライバーからシャフトを抜いて下画像のように片方に+ドライバービットを取り付け、6角部をレンチがけして取り外せました。
左右2箇所トルクスネジを外せば、ホーンスイッチとエアーバックが外せますが、エアーバック配線カプラーを先に抜きます。
エアーバックの配線カプラーはハンドル下側にあります。
カバーがとりつけてあるので取り外します。
中に黄色のカプラーがあるので少し引っ張り出して、カプラーを引き抜きます。
この時「エアーバックが暴発しませんように!」と祈りながらカプラーを引き抜きます。
配線の干渉に注意しながらエアーバック&ホーンスイッチ(ハンドルセンターカバー)を取り外します。
この時にホーン配線(黒線)も忘れずに外しておきます。
(エアーバック側に差し込んであるだけです。)
※エアーバックを取り外した後はエンジンキーをハンドルロック解除位置までしか回さないようにしておきましょう。
エアーバックのエラーランプが点灯し続ける可能性があります。
ハンドルの取り外し
ハンドルセンターカバー(エアーバック&ホーンスイッチ)を取りは外すと、真ん中にナットが見えます。
このナットを取り外し、ハンドルを手前に引き抜けば取り外せますが、ハンドルがすっぽ抜けると手前の顔面を直撃します。
ナットを緩めておくだけで、取り付けたままにしておきます。
ステアリング固定ナットを緩める時、ハンドルが回転してしまうのでハンドルロックをかけておくとナットを緩める時に回りません。
ステアリング固定ナットを緩めたら、ハンドルロックを解除しハンドルセンター(まっすぐ走る位置)へ戻してください。
後はハンドルを手前にガンガン引っ張りまくって抜ける位置まで頑張りましょう。
ハンドルが外せるところまで来たら、ナットを取り外してハンドルセンター位置がずれない様にマジックペンなどでマーキングをしておくと良いです。
配線の干渉に注意してハンドルを引き抜きます。
スパイラルケーブル取り外し 取り付け手順
ハンドル(ステアリング)を取り外すとステアリングコラムの中にスパイラルケーブル(リールケーブル)が見えてきます。
スパイラルケーブルを取り外すには、コラムカバーを外さないと取り外せません。
なのでステアリングコラムカバーを取り外していきます。
ステアリングコラムカバーの取り外し
バモスはステアリングコラムカバーは3箇所ネジで取り付けられています。
下画像の3箇所をプラスドライバーで取り外します。
コラムカバーの隙間に内張剥がし工具などを突っ込んで、下側カバーを取り外していきます。
ツメの位置を探りながら、取り外していくと良いと思います。
ちなみに私は奥側のツメを一箇所破損しました。💧
スパイラルケーブルの取り外し
スパイラルケーブルは3箇所ネジ止めしてあるので、取り外します。
裏側にエアーバック配線カプラ―とホーンの配線があるので取はずせば、スパイラルケーブルを取り外せます。
配線の干渉に注意して取り外します。
スパイラルケーブルの取り付け
新品のスパイラルケーブルはセンター位置で固定テープが貼られていました。
が確認はしておきたいので、スパイラルケーブルに記された手順どうりに取り付けます。
前提としてハンドルを取り外す前にステアリングセンターは変わっていない事。
1.前輪を直進状態にしておきます。
2.スパイラルケーブルを右方向へ巻き止まった後、左方向へ2.5回転回し「TOP」マークを上方へ合わせます。(2回転半でTOPマークが上側に来るはず。)
巻き取りすぎない様にゆっくり回していきましょう。
この位置でステアリングをセンターがずれない様に取り付けて行きますが、センターがずれていたり、スパイラルケーブルの位置が合っていないとハンドル回すと断線します。
注意して取り付けていきましょう。
後は元どうりに組み直していくだけです。
まとめ
元々のスパイラルケーブル交換理由はハンドルを回した時の異音がする対策でした。
結果、残念ながらハズレで他の原因でした。その記事はこちらになります。
しかし原因がわからない以上やむを得ない出費と、自分の良い経験になったと考えております。
少なくてもハンドルくるくる回してもなぜ配線がからんだり、ちぎれたりしないのかはよくわかりました。←半分強引!
それとこの記事内でも書き込んでおきましたが、エアーバックを取り外す時はいくつかの注意点を守って作業して下さい。保安部品なので取り扱いには注意しましょう。
へたすると爆発して顔面つぶしますよ。
取り敢えず自分のは爆発せずに済みましたが。
コメント