そういえばバモスのバッテリーが、購入時から一度も交換していなかった事に最近気が付きました。
かれこれ購入から4年半以上経過しています。 夏の酷暑は何とか乗り切れましたが、これから秋、冬の寒~い時期へと向かいます。
寒空の下バッテリー上がりのトラブルは避けたいので、万事をもって交換しておきます。
最近のバッテリーは止まる直前まで元気なのに、急に調子が悪くなるらしいと聞いてますし。
※この内容は私個人の作業結果を記しています。参考に作業される人は全て自己責任でお願いします。 あなたの作業、結果に私は一切関知いたしません。
バッテリー型式について
バッテリー型式の基礎知識
自動車用バッテリーの型式は記号の羅列ですが、実は性能やサイズ、端子位置などの情報が詰め込まれています。
例として「38B19L」を使って解説します。
38 B 19 L
↑ ↑ ↑ ↑
①性能 ②幅 ③長さ ④端子位置
① 「38」=性能ランク
- 数字が大きいほど 始動性能や容量が高い
② 「B」=バッテリーの短側面サイズ記号
- バッテリーの短側面の幅と箱高さで区分された記号です。
主な記号は以下の通り👇
記号 | 幅×高さ(mm) | 代表車種例 |
---|---|---|
B | 約129×203 | 軽自動車、小型車 |
D | 約173×203 | 普通車 |
E | 約175×213 | 大型普通車 |
F | 約182×213 | 大型車 |
③ 「19」=バッテリーの長側面長さ
- 数字がそのまま 長さ(cm単位の近似) を表します。
19なら → 長さ 約19cm。
④ 「L」=端子の位置(+端子の向き)
- バッテリーのプラス端子が 手前なる様に置いた時のプラス端子左右の位置 を示す。
- L:左側 (Left)
- R:右側 (Right)

バモスの搭載バッテリー型式について
バモス新車購入時に搭載されているバッテリー型式を調べて以下表にまとめてみました。
ご参考にしてください。
車両型式 | エンジン型式 | 仕様(駆動方式/変速機/装備) | 新車搭載バッテリー型式 | 寒冷地仕様バッテリー型式 |
---|---|---|---|---|
ABA-HM1 | E07Z | MT | 28B17L | ― |
ABA-HM1 | E07Z | AT | 38B19L | ― |
ABA-HM1 | E07Z | フォグライト装備車 | 44B19L | ― |
ABA-HM2 | E07Z | MT | 28B17L | ― |
ABA-HM2 | E07Z | AT | 38B19L | ― |
ABA-HM2 | E07Z | フォグライト装備車 | 44B19L | ― |
LA-HM1 | E07Z | MT | 28B17L | ― |
LA-HM1 | E07Z | AT | 38B19L | ― |
LA-HM2 | E07Z | MT | 28B17L | ― |
LA-HM2 | E07Z | AT | 38B19L | ― |
上記表より僕のバモス車両形式は「LA-HM2」の「AT」なので新車搭載バッテリーは「38B19L」である事がわかります。
交換用バッテリーの準備
上記表より僕のバモスの場合は「38B19L」と同じものか、性能ランク「38」以上を用意する事になります。
中古で購入した僕のバモスを確認したところ「40B19L」が搭載されていました。
バッテリーの性能ダウンするのも嫌だったので同等品を購入する事にしました。
また新車時に搭載されているバッテリーはコスト面など理由で、一応使えるレベルの物が搭載されていたりします。
交換時に電装品を追加していたり、あるいは追加予定の場合は現状より性能ランクが大きい物を選択するとよいでしょう。
僕は近くのホームセンター「コーナン」で購入しました。

交換した使用済みのバッテリーを無料で引き取っともらえます!
※コーナンでバッテリー購入時のレシートが必要です!
ネットでも比較的安価で購入可能です。
交換後のバッテリーは各自治体の廃棄回収方法にしたがって下さい!
カー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンターなどで一部引き取り可能なところもあるようです。
以下参照

バモスバッテリーの交換手順
では早速バモスのバッテリーを摘出します。
準備するもの
- 軍手、ゴム手袋
- 養生テープ、絶縁テープ
- 10mmレンチ、スパナ等
軍手、ゴム手袋は絶縁する為に使用します。自身の体の一部が車のボディーと接触し、プラス端子等を触っているときの通電を防止します。
養生テープ、絶縁テープも同じくバッテリーの端子、接続端子等の接触防止に使用します。
10mmレンチ、スパナはバッテリー端子、取り付け金具の取り外し、取り付けに使用します。
バッテリー取り外し手順
エンジンキーを抜いておく
まずはエンジンキーを抜いて、室内灯、ヘッドライト、フォグランプ等のライト類をすべてオフにしておきます。
ウオッシャータンクを取り外す
ボンネットを開けてウオッシャータンクを取り外します。
ウオッシャータンクはクリップピンを外して上方へ引き抜けば取り外せます。
配線が邪魔になるので、先にカプラーから引き抜いておくと取り外しやすくなります。
※ウオッシャー液配管パイプは接続したままで出来ました。


とりはずしたウオッシャータンクを横にずらしておきます。
※下にあるバッテリーが取り外せる様にしておきます。
バッテリーのマイナス端子を外す
バッテリーのマイナス端子接続から取り外します。
この時工具をプラス側端子へ接触させない様にする。

※必ずマイナス端子から取り外す。
バッテリーのプラス端子を外す
プラス側の保護カバーをずらして、プラス側の端子接続を外します。
この時工具がマイナス端子へ触れない様に注意します。

赤〇部のナットを緩めてプラス側端子の接続を取り外します。
※画像ではマイナス端子を取り外していませんが、必ずマイナス端子側から取り外してください。
バッテリー取り付け金具を取り外す。
バッテリーを固定している取り付け金具を緩めて外します。(左下画像赤〇部)
下側はひっかけてあるだけなので上のナットを緩めればガタができて取り外せます。
※右下画像ではフロントバンパーを取り外して見やすい様にしています。


※右上画像では新しいバッテリーが載せてありますが、こんな感じで取り付けてあります。
バッテリーを車体から降ろす
バッテリー取り付け金具を外したら、バッテリーが取り外せます。
バッテリーをなるべく傾けない様に、しっかり持って引き上げます。(液漏れ注意!)
※バッテリーに持ちてなどがある場合は利用しましょう。結構重量があります!

バッテリー取り付け手順
バッテリー取り付けは、取り外し手順の逆になります。
以下のポイント注意して取り付け作業を行います。
- バッテリーの取り付け向き「R、L」に注意して取り付ける。
- バッテリー取り付け金具は確実に固定する。
- バッテリー取り付け時は端子保護をしておく。(接続まで外さない)
- 端子の接続はプラス+側から行う。※マイナス端子は保護したまま。
- プラス側端子カバーをする。
- マイナス-側端子を接続する。
- 各端子接続が確実か再度確認する。
- エンジンをかけてみて問題ないか確認する。
バッテリー端子接続時に、工具を各端子へ接触させるとショートして火花が散っり、最悪車両火災につながります! 最大限に注意!
バッテリー交換後の確認
バッテリー交換後はカーナビやオーディオ等のメモリーが消えている可能性があります。
確認してみて必要なら、再設定して下さい。
また充電されているか、しばらくエンジンをかけて様子を見てみます。
僕は使用していませんが、以下の様なメモリーバックアップ用のバッテリーも販売されているようなので、カーナビ、その他再セットが面倒がなくなりいいかもしれませんね。
パワーウィンドウの設定
パワーウィンドウの運転席側AUTO設定がリセットされています。
通常運転席側は2段スイッチになっており、2段目まで(全押し)するとスイッチから指を離しても自動で全開または全閉しますが、この機能が失われています。
なのでパワーウインドウ運転席側のAUTO設定をします。
やり方は以下の順です。
- エンジンを始動する。
- ドアガラスを一番下(全開)にします。
- 次にドアガラスを一番上(全閉)にします。
- ドアガラスを閉め切った状態でスイッチを引き上げ続け、約1秒以上スイッチを保持する。
これでAUTO機能が復活しているはずです。
まとめ
バッテリーは車を動かす上で非常に重要なものです。
2年以上経過している物は交換対象になってくるので、一度気にしてみましょう。
エンジンも電装品も問題なく機能しているなら大丈夫とは思いますが、気になる様なら整備工場などでバッテリーチェック等診断してもらうと安心かも。
冬の寒い時期にバッテリートラブルを起こす前に一度確認してみましょう。
バッテリー交換は作業自体は簡単ですが、端子の接続等でプラスとマイナスを接触させるとショートして大変危険だという事を頭において作業しましょう。
コメント