素人でも出来るドライブシャフトブーツ交換

分割式ドライブシャフトブーツへ交換 軽バン バモス
分割式ドライブシャフトブーツへ交換

フロントブレーキキャリパーのオーバーホールが完了したので、ブレーキの制動テストをしてみようと思い車をウマにかけた状態で、ブレーキテストを行っていました。

ブレーキは問題なかったんですが、ふと右後ろタイヤの下側に「ウ〇コ?」の様な物が・・・?

何っスかこの物体は⁉

マジで焦りました。

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リヤ・アウター右側のブーツ損傷

謎の物体はグリスでした。

グリスが車体下へ落ちていた原因は、右後ろ外側のドライブシャフトブーツが劣化して破れていた事が判明しました。

車体をウマに載せてタイヤを回していた為、破れたブーツの部分からグリスが飛び散っていました。

左側のドライブシャフトブーツは劣化損傷は無いようでした。

またインナー側や前側のドライブシャフトブーツも損傷は無く、まだまだ使用可能な状態でした。

交換用ブーツの購入

グリスをまき散らしながら走行する訳にもいきませんし、破れた部分から異物が混入しドライブシャフトベアリングを損傷させてしまう恐れもある為、即交換します。

本来はドライブシャフトを引っこ抜いてブーツを交換した方が良いのですが、体力と自信がない💧。

そして、時間と金もない💧💧。

なので、自分で簡単に交換可能な分割式ブーツを購入してみる事にしました。

左側ブーツは大丈夫でしたが、一応予防交換しておく事にしました。

※参考にされる方、くれぐれも交換整備は自己責任にてお願いします。

リヤ・アウター側ブーツ交換手順

下画像が分割式ドライブシャフトブーツの内容です。

届いた商品には、写真画像入りの交換手順が載っていたのでそれに沿って作業を進めました。

とても分りやすい説明書でした。

一部、順番を入れ替えた方が作業しやすかった所がありました。

交換するブーツの取り外し

まずは安全に作業する為ジャッキアップし必ずウマをかけます。

ドライブシャフトブーツを固定しているブーツバンドを取り外します。

ブーツバンドを固定しているツメ部分をマイナスドライバーなどで、こじって引き起こしてやります。

ブーツバンド大、小両方とも取り外します。

ブーツバンド先端もマイナスドライバーなどでこじって引き起こしてやると、バンドが緩んできます。緩んんだバンドをニッパーなど利用して切断します。

バンドが取り外せたら、ドライブシャフトブーツを取り外せる様にニッパーやカッターで切断します。

僕はカッターを使用しました。(ケガに注意!)

ジョイント部分の清掃点検

ブーツを取り外した後はグリスまみれのシャフト、ジョイン部分が露出しています。

出来る限り、見える限りで良いので古いグリスを拭き取り、異常、異音などがないかタイヤを手で回転し確認します。

特にシャフトの部分はグリスを丁寧に拭き取っておく。

新しいドライブシャフトブーツを取り付ける時、分割部分にグリスなどが付着しない様に特にシャフトの部分はグリスを丁寧に拭き取っておく。

新しいブーツの接着取り付け

①新しいブーツと溶着剤を確認し、ブーツ接合部分の溝部(凹側)に溶着剤を流し込みます。

②溶着剤が流れ出ない様に溝部を上向きにして、ドライブシャフトへブーツをこじりながら取り付けます。

③ブーツ接合部分をはめ込み接合します。接合の不具合がないか確認を行います。

溶着部の過熱

ブーツの接合部分へ加熱用シートを開封して取り付けます。

加熱シートの粘着部保護シートを剥がして、ブーツの接合箇所へ取り付けます。

加熱シートが剥がれ落ちないようにドライブシャフトの上側にかぶせのせる様に設置しました。

加熱シートでの溶着時間は8分以上です。

僕は15分くらい放置しておきました。

※加熱シートは30分くらい非常に高温になる為、火傷などに注意して下さい。

8分以上加熱したら、加熱シートをはがして接合部分を軽く引っ張り、接合の確認をします。

グリースの補充

説明書とは手順が違いますが、先にグリースを補充した方がやりやすいのでこちらの手順で僕はやりました。

ブーツをずらしておいてドライブシャフトのジョイントベアリング部分へグリースをたっぷり補充しておきます。

遠慮なくたっぷりグリースを塗り手繰って下さい。

グロメットの取り付け

ドライブシャフトのブーツ取り付け部分へグロメットを取り付けます。

まずはグロメット小から向きに注意して取り付けます。

シャフトの取り付け部溝に合わせてグロメットを巻き付けます。

グリースをグロメット表面へ少し塗布しておくと、ブーツが取りつけやすくなります。

グロメット小が取りつけれたら、グロメット大も取り付けます。

先に小グロメット側をバンドで固定しても良いかと思います。

グロメット部分の取り付け位置などにズレが無い事を確認し、ブーツ取り付けバンドで固定します。

前に車が進む時のドライブシャフトの回転方向を確認しバンドの固定部分が引っ掛かり起こされにくい方向を確認してとりつけるのがベストです!

取り付け部分のツメをトンカチ(樹脂ハンマー)などで叩いてしっかり折り曲げ取り付けましょう。

ちなみに下画像の僕の取り付けは回転方向とバンドの向きが間違っています。💧

バンド取り付け時の参考に説明書の画像を貼っておきます。

取り付けが終了したらブーツの接続部分とバンドの固定を確認してください。

最後に試走して再度取り付けに異常が無いかグリースが漏れ出ていないか確認したら完了です。

まとめ

ドライブシャフトブーツの交換は本来なら、分割式ではない方を使用した方が良いと思います。

しかし僕の様な素人で自信とやる気と根気がない方(←言い過ぎ)は、分割式のドライブシャフトブーツ交換をおすすめします。

特殊な工具を使用しないでも比較的簡単にできました。

車の下に潜れる勇気のある方なら出来ちゃうと思います。

自分でやってみるのもいいかもね!(自己責任でお願いします。)

ただし無理は禁物。ジョイント部に異常がみられたり、取り付けが上手く出来ない場合は整備工場のプロに相談しよう。

余談ですが僕のバモスはHM2の4WDで、リヤドライブシャフト右側が左に比べて短く、ジョイン部分の曲がり角が左側に比べて大きくなっていました。
それによりブーツへの負荷(曲がり)が大きくなり、左側と比べて劣化損傷していると思われます。

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