先日洗濯機の槽洗浄中に突然「ガラ、ガラン!!」と異音が発生!!
何事かと思い洗濯機を止め洗濯槽を覗いてみると、奥に取り付けてあるはずの樹脂製カバー(キャップ?)が外れていました。
洗濯槽奥のカバーキャップが外れただけっぽい気もしますが、この洗濯機も2004年製で20年前の物!
機能的にも自動洗濯メニューの「わたし流」が少々調子悪い部分がありましたので・・・💧
「壊れても良いか!」の勢いで、一度ドラムの洗浄をしてみようと思いバラシてみました。
この作業は妻の許可をもらって進めています。(勝手にバラさない様に!怒られます。)
※この内容は私個人の作業結果を記しています。参考に作業される人は全て自己責任でお願いします。
あなたの作業、結果に私は一切関知いたしません。
ドラム式洗濯機の分解順 (NA-V80)
※部品の取り外し順は、正式な手順と違い独自の我流です。
※電源コンセントを抜いてから作業しましょう。
給水ホースの取り外し
まずは、洗濯機への給水を止めます。
我が家は蛇口タイプです。蛇口ハンドルを締めます。(時計回り)
蛇口からの給水を止めて、すぐホースを取り外すと水圧のかかったままなので、勢いよく水が噴き出します。
なのでタオル、雑巾等で洗濯機に繋がっているホース接続部分を養生しておいて、ゆっくりと
ナット部分を回して取り外します。
取り外したら、ホース内に水が溜まっているので用意したタオル等に吸わせます。
また湯おけ(風呂おけ)等用意しておくと良いかもしれません。
ドア、ドア回りのパネル取り外し
まずは洗濯槽ドアの取り外しから行います。
ドアの取り外しはヒンジアーム部分のネジ4本外せば取れます。
コントロールパネルの取り外し
コントロールパネルを取り外します。
コントロールパネルを取り外すには、まずドア回りのパネルから取り外します。
ドア回りのパネルは6本のネジで取り付けてあります。
ドア回りのパネルを取り外すと、コントロールパネル中央下側に1本ネジ止め箇所が現れます。
そのネジを取り外すと、コントロールパネルが取り外せます。
先に洗剤投入部分を引き出して取り外しておきます。
配線に気を付けてコントロールパネルを取り外します。
コントロールパネル裏の配線カプラーコネクター接続を外して、コントロールパネルを本体から完全に取り外します。
上面パネルの取り外し
次に上面パネル(天板)を取り外します。
上面パネルは左右2箇所、後ろ側の左右の2箇所、正面洗剤投入部の下1箇所、コントロールパネル取り付け部分右下側1箇所の6箇所がネジで取り付けてあります。
洗剤投入部分下側と、上側パネル左右のネジはメクラキャップがしてあるので、マイナスドライバーなどでこじってキャップを外して、取り付けネジを外します。
上側パネル後ろ側の左右ネジと、コントロールパネル取り付け部分右下側のネジ1箇所を取り外す。
6箇所全てのネジを取り外したら、上側パネルが取り外せます。
正面下パネルの取り外し
正面下側パネルは2箇所ネジで止まっているだけです。
下側の左右ネジを外してから、パネルを下側へ少し引っ張れば取り外せます。
正面パネルの取り外し
ここまでのパネル類を取り外さないと正面パネルを外せません💧。
正面パネルの下側に左右2箇所ネジで固定されてるので外します。
正面パネル上側にも左右2箇所ネジで固定されているので取り外せば、パネルカバーが外せます。
下画像赤○部分のネジを外します。
左右にあり
正面カバーパネルが取り外せました。
でもまだまだ先はある様でした~💦。
正面金属製フレームパネルの取り外し手順
ここまで取り外しても、まだ洗濯槽ドラムは取り外せそうにありません。
縦型の洗濯機なら比較的簡単に洗濯槽ドラムの取り外しが出来る様ですが・・・💧
ここからもうひと頑張りして、正面のフレームパネル(金属製)を外します。
接続配線の取り外し
金属の正面パネルを取り外す時、配線が取りつけてあり干渉して邪魔になるので、カプラー部分(差し込み取り付け部分)から取り外したり、配線がプレートに止めてある部分を外します。
ドアスイッチへの配線をカプラー部分で取り外します。
カプラーは一部ツメなどでロックされているので、押し込んだり、つまんだりしてロックを解除しながら外します。
カプラーはそれぞれ形が違い、元に戻す時に間違えにくい様になっているはずですが、写真画像を残しておくと良いです。
配線はフレームに固定されているので余裕が無くカプラー接続の取り外しや、配線取り回しがやりづらいと思います。
フレーム固定してある配線止め部分はマイナスドライバーなどで、押し込むと簡単に外れます。
どの部分が何処に固定されていたか、マジックで印をしておくと組み作業がしやすいです。
シールゴム押さえプレートを外す
洗濯槽ドラムから水が漏れてこない様にドア回りにゴムでシーリングしてあります。
このゴムが金属製パネルにしっかり固定されシーリングされているので、固定しているプレートを取り外します。
押さえプレートはA,B,C,Dと刻印されており4枚あります。
それぞれネジ2本で固定されています。
(僕はネジを完全に抜き取らず、押さえプレートを緩めてシールゴムを抜き取っています。)
それにしてもホコリ、ゴミが汚い💧。
正面金属製フレームパネルの取り外し
金属製の正面パネル(正面フレームパネル?)をやっと外します。
こいつを外さないと、洗濯槽ドラムまでアクセス出来ません。
取り外しは、フレーム上側左右に2箇所、同じく下側左右4箇所の計6箇所ネジで固定されています。
(下側は多いですね。)
正面のフレームパネルを取り外すと、ようやくドラムがみえてきました。
洗濯槽ドラムカバーの取り外し
やっとここまできました。
あと少しです。がんばりましょう!。
まずはドラムカバーを取り外す時に干渉する配線が洗濯機の右側上辺りにあるので、カプラー接続を外しフレームに固定してある配線を外します。
下画像赤○部分のカプラー接続をはずして、矢印部分の配線止めをフレームから外しておきます。
ドラムへ接続されているダクトを外します。ネジ2本で止まっています。
下画像青⇨部分
ちなみに赤丸部分はドラムカバーの取り付けネジです。
ドラムカバーの取り付けネジを取り外していきます。
取り付けネジはドラムを一周しており全部で9本あったはず⁉です。
上記した取り付けネジを全て外すとドラムカバーが取り外せます。
(上記画像では8箇所ですが、9本あります)
取り外したダクトと、配線の干渉に注意しながらドラムカバーを取り外します。
※今回ドラムカバーのゴムシールまで分解していません。
ドラムの取り外し
やっと洗濯槽ドラムにアクセスし取り外し可能なところまできました。
まずはドラム底面の樹脂プレートを取り外します。
ドラム底プレートは中央のメクラキャップをとりはずせば、取付ネジが現れるのでそれを外します。
底プレート中央のネジを外せば、後はツメでひっかけてあるので割らない様に取り外します。
僕の場合はこいつが最初から外れていたので…次の作業からになりますが。
ドラムの取り外しはドラム底部分にあるナットを全て取り外します。
ドラムの中なので作業しにくいですが、電動インパクトレンチなどがあれば作業しやすいです。
取り付けボルトは中央に6本、外周に6本の計12本です。
中央ボルトの方が長いボルトを使用して取り付けられていました。
後はドラムを引き出せば取り外せます。
ドラム底面と取り付け部分、樹脂プレートの間にシールゴムがありましたが、流石に20年物なのでくたびれていて、再使用不能でした。
洗浄掃除
ドラムの掃除、洗浄
ドラムとドラム回りの清掃、洗浄を行います。
20年物洗濯機の中身なのでそれはそれは汚れががひどい状態です。
まずは日が出ている内に取り外した洗濯槽ドラムの掃除を庭先で行いました。
ドラム回りの汚れは中生洗剤等使用し、スポンジでこすりながら落としていきます。
ドラム底裏側に洗剤カスや汚れが固着していた為、スポンジでこすっただけでは落とせません。
僕はスクレーパー、車の樹脂製内べり剥がし等を利用してそぎ落としました。
一応自分頑張りました~。(下画像参照)このへんで勘弁して~限界です。💦
ドラム外槽の掃除
正式名称は知りませんが💧、ドラムを取り外した後の洗濯槽ケースの事です。
ここの掃除が一番時間がかかりました。
ドラムの取り付け部分の洗剤カス、汚れの固着がひどい状態でした。
ドラム掃除の時と同じ様にスクレーパー等を利用して、汚れカスそぎ落としを行います。
そのまま洗濯槽内で汚れカスを落として洗い流すと確実に排水が詰まるので、新聞紙等を敷いて汚れカスを落とします。
また洗濯槽右上辺りにひと際汚れがひどいプレート⁉部品が付いていたので右下画像のネジを取って、プレート部品を引き抜き掃除洗浄しました。(汚っね~💦)
固着した洗剤カスや、ひどい汚れは洗濯槽ケース内の新聞紙に落としてまとめてポイしました。
その後で、洗濯槽ケース内を除菌掃除用ウエットティッシュ等で拭き仕上げしました。
(このくらいでこちらも勘弁して下さ~い。)
その他のドラムカバー等も掃除、洗浄等しておきます。
組立
※本来洗濯ドラムと回転プレートの接続箇所にあるシールゴムを交換した方が良いですが、20年前の洗濯機でもう何時壊れておかしくない為、今回は交換せず組立ました。
ドラム組付け
掃除が終わったら組立作業です。
まずは洗濯ドラムから組み付けていきます。
この時の注意点としては、取付ボルトは一気に締めこんでしまわずに全てを均等な力で徐々にトルクをかけて取り付けます。
また対角にボルトを締めこんで取り付けていきます。車のホイールナットの締め込みと同じ要領です。
まずは中央の6本から上記した事に注意して締めこんで取り付けます。(長い方のボルト)
それから外周の6本を上記事に注意し取り付けます。
締めこむ時はインパクトなどの電動工具は使用しない。
ドラムカバーの組付け
ドラムカバーを組付けていきますが、ここでも注意点があります。
ドラムカバーは洗濯槽内の水を漏らさない様に取り付けないとダメです。
したがって僕は下側からネジを締めこんで取り付けました。
こちらも一気に締めこむのではなく、順番に締めこんだ時に部品の歪を意識しながら、取り付けます。
最終的に下側取り付けネジから上側へ順番に一定のトルクでしっかり締めこまれているか確認しておきます。
こちらも電動工具は使用せず、手締め感覚を頼りに締めこんでいきましょう。
その他部品、配線の組付け
ドラムカバーが付いたら、外したダクト、配線を元通りに戻していきます。
また配線の取り回し方、フレームへの配線止め箇所を確認しながら組立ます。
外す前は画像確認出来る様に写真をとっておきましょう。
試運転
全ての部品を元通りに組付けたら、まずは試運転を行います。
給水栓は閉じたままで、「脱水」のメニューを選択し、高速でドラムが回転しても問題ない事を確認しました。
次に給水栓を開けて洗濯時間が最短となるメニューを選択し、ドラム内は空の状態で運転します。
無事終了したら、洗濯槽洗浄を行います。
僕は一応洗濯槽洗浄を2回行いました。
まとめ
他のネット情報等を見ていると、ドラム式洗濯機の分解清掃は縦型洗濯機より、手間と時間がかかる様ですね。
僕も初めてドラム式洗濯機を分解清掃してみてから、他の縦型洗濯機の分解動画を見たら「簡単そう~」と素人ながらに思ってしまいました。
僕の場合は20年物のドラム式洗濯機なので、「最悪直らなくてもまぁ~良いか⁉」と思い切れて作業しましたが、リスクはあります。
しかし同じ様な考えで、10年以上使用しているしそろそろ分解掃除してみるか。と思い作業される方の少しでも助けになればと思います。
後、自己責任にて機械いじりが好きな方の参考になれば幸いです。
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