中古で購入したバモスのワイパーもサビ、劣化による色落ちが気になりだしました。
そこでワイパーのリフレッシュに挑戦してみました。
素人による整備記録になります。
※この内容は私個人の作業結果を記しています。参考に作業される人は全て自己責任でお願いします。
あなたの作業、結果に私は一切関知いたしません。
必要な物を準備する
まずは塗装に必要な物を確認し、準備します。
僕が使用した塗料など一式を以下に紹介します。
使用した塗装用缶スプレー 一式
・シャーシーコートブラック(塗装用塗料)
いわゆる車体下側の錆防止に使用する塗装スプレーですね。
僕は以前に購入して持っていた為、こちらを使用しました。
特にこだわりが無ければ一般的な塗料で問題ないとおもいます。
・プライマー(下地塗料)
塗料ペイントのみでもいけるかな~と思ったんですが、バモスのワイパー根元部分は樹脂製だったので、一応下地にプライマーを吹き付けた方が塗料の付きが良いかな~と思って用意しました。
・シリコーンリムーバー (脱脂洗浄剤)
塗装する前の脱脂洗浄用スプレー缶を用意しています。
その他のツール
・サンドペーパーヤスリ(紙ヤスリ)、スコッチ・ブライトなど
塗装する前のサビ、剥がれかけの古い塗膜除去や塗装前の表面足付に使用します。
ホームセンター等で入手可能です。
#400番程度の物で良いかと思います。
・S字フックなど
塗装中のワイパーを引っかける為の物です。
別の物で代用しても良いし、下に置いたワイパーを一面づつ乾かしながら塗装するのも有りかと思います。
100円ショップ等でも入手可能です。
交換部品
・フロント側ワイパーブレード
僕はワイパーブレードごと交換する予定なので、近くのカー用品店で購入しました。
フロントは運転席、助手席用の2本とも交換です。
長さがそれぞれ違います。
・リヤ側ワイパー替えゴム
リヤ側が純正ワイパーアームではブレードの交換は出来ない様なので、替えゴムの用意をしました。
ワイパーの取り外し
ワイパーの塗装する為に車体からワイパーを取り外します。
取り外し手順は以下になります。
フロントワイパーの取り外し方
1.取り付け部のナットカバー(キャップ)を外します。
マイナスドライバーなどを使用して、ゆっくりこじってやると取り外せます。
2.ワイパー取り付けナットを取り外します。
メガネレンチ等を使用して取り外します。
3.ワイパーの取り外し
ワイパーを取り外します。が、ワイパーの取り付け角度位置を覚えておきます。
フロントガラスにマスキングテープ等使用し、ワイパー位置にテープを貼り付けてマーキングしておくといいかも。
(てきとーなので僕はやってませんが・・・。)
※運転席、助手席側でワイパーアームの形状ブレードの長さに違いがあるので、先に写真画像を残しておきましょう。 取り付け時の参考になります。
ワイパーを取り外す時、固着している事があるのでワイパーアームの根元(取り付け位置の近く)を掴んで、左右、上下にアームを小刻みにゆすりながら動かしてやると、固着が外れます。
(振動を与えながら取り外す。)
4.ワイパーブレードの取り外し
僕の場合ワイパーブレードも交換するつもりなので、取り外します。
ワイパーゴム(ワイパーラバー)だけを交換する場合でも塗装しやすくする為、取り外しておいた方が良いのではと思います。
ワイパーブレードは下の動画を参考にして下さい。
リヤワイパーの取り外し方
基本的にはフロント側と同じです。
1.取り付け部のカバーを取り外す。
ワイパーアームの取り付け部分カバーを、手で掴んでこじりながら外しました。
取り外しづらい場合はマイナスドライバーなどを使用してゆっくりこじりながらカバーを取り外します。
取り付け部カバー取り外し
2.ワイパー取り付け部のナットを外す。
ワイパーの取り付けてあるナットを緩めて外します。
3.ワイパーの取り外し
ワイパーの取り付け部分が固着している可能性があり、スムーズに取り外せないかもしれませんが、フロントワイパーと同様に、ワイパーアームを掴んで小刻みに揺らしながら(振動を与えながら)取り外します。
4.ワイパーゴムの取り外し
ワイパーゴムを引き抜いて取り外します。
以下の動画を参考にして下さい。
ワイパーフレームの塗装
ワイパーアームのサビ、剥がれた塗装除去
塗装の前にワイパーのサビと塗装の剥がれなど落とします。
新たに塗装をしても下側の古い塗膜が貼れれたら、一緒に剥がれ落ちてしまいます。
サビも塗膜の下側に広がると、やはり塗膜が浮いてしまい剥がれてしまいます。
なのでサビ、古い剥がれかけの塗装は出来るだけ落としておきます。
落とし方はサンドペーパー、スコッチブライトなどを使用し磨き落としています。
塗装前の足付作業
新たに塗装をする表面をサンドペーパーや、スコッチブライト等を使用してザラつかせておきます。
足付けとは、新たに塗装する表面を荒らして、塗料の食いつく面積を広くし密着性を上げる事です。
前工程のサビ、古い塗装落としから同じ様な磨き作業となります。
(#400番程度で良いかと思います。)
塗装前クリーニングと脱脂
サビ、古い塗装落とし、足付作業で磨きカスがワイパーアームに付着しているので落としておきます。
エアーブロー、エアーダスターがある場合は楽なんですが、僕は持って無いので、水洗いして拭き取っておきました。
仕上げに脱脂洗浄剤(シリコーン・リムーバー)を使用して拭き上げておきます。
下地塗装
シリコーンリムーバーで脱脂洗浄が終わったら下地塗装をおこないます。
ワイパーアームの根元部分は樹脂製だったので、バンパープライマー下地塗装を行いました。
バンパープライマーは、車のプラスチック製バンパー(ウレタンやPP)やドアミラー、ウレタン製スポイラーなどの樹脂パーツを塗装する際に必要な下地処理剤です。パテやペイントが密着しにくい樹脂バンパーに密着性を高め、上塗りの密着性を向上させることで、塗装の剥がれを防ぎ、きれいに仕上がります。
スプレー缶を良く振ってから使用します。
プライマー塗装は一度で完成させるのではなく、何回かに分けて行います。
軽くスプレーしたら、乾かして、またスプレーして乾かしてを繰り返します。
僕は、表、裏側と分けてスプレーしたので4回に分けて塗装しました。
塗装
下地(バンパープライマー)塗装が十分乾いたら、いよいよ最終塗装を行います。
僕は塗料にシャーシコートブラック(シャーシ防錆塗料)を使用しました。
以前購入していた物で間に合わせただけです。
普通のペイント塗料で問題ないかと思います。
こちらも塗装の仕方は、下地塗装と一緒です。
一度のスプレーで塗装を完成させようとしてはダメです。
薄くスプレー塗装したら、十分乾燥させてます。
塗料が乾いたら、また薄くスプレーして乾かす。を繰り返します。
僕は午後から子供の用事があり、あせって作業して塗装が垂れてしまいました・・・💧。
※塗装は時間に余裕があり、天気の良い日におこないましょう!
※一度に厚塗りせず何回かに分けて薄くスプレー塗布していくと良いと思います。
ワイパーの組付け
塗装が十分乾いたらワイパーブレード、ワイパーゴムを外した時と逆の手順で、組み付けて行きます。
僕は新品のワイパーブレード、ワイパーゴムを用意していたので、こちらを取り付けました。
組付けたワイパーアームを車体へ取り付けます。
運転席側と助手席側では、アーム形状、長さが違うので取り外す前に記録しておいた⁉写真と見比べながら間違いないようにします。
まとめ
今回の作業は車のパーツの中でも比較的簡単の脱着できるワイパーだったので、経験が無い人でも簡単に作業できるのではないかな~と思います。
だた、塗装作業にはそれなりの技術、知識は必要。
作業前に塗装の仕方などネット動画などで、確認しておいた方が良いと思います。
また塗装する場所、時間の確保と天候の確認も必要です。
場所については、塗装する物がワイパーと比較的小さい物なので、ダンボールなどを利用すると何とか対応出来るかな~と思います。
時間の確保は、作業を焦ってしまうと塗りムラなど僕の様に発生してしまうかもしれないので、余裕をもって行いましょう。
天候だけはどうしようもないですが、やはり良く晴れた日に行う事が塗装作業には必須条件になります。
まぁワイパーなので、失敗しても何とかなるでしょう。
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