休日に家族で買い出しに出かける時、心なしかいつもより排気音が大きい気がしてたんです。
走って行くにつれて、斜め後方からの音もドンドンでかくなってきていました。
気が付くと爆音の割に全然車が進まない、昔のヤンキー車の様な状態に・・・💧。
お店の駐車場でも、歩道にいる子供をビビらすほどの音に!
Σ(゚Д゚)・・・。
間違いなく排気漏れです。
エキマニとマフラーの接続部から排気漏れ
実はこの車を購入した当初からこの「排気漏れ」トラブルは予想していた所はありました。
この事についてはこちらで紹介しています。
すでに購入時から懸念していた事ですが、事前にパーツやお金を用意していたわけでもないので痛い出費です。
でもせっかくなのでいつもの様に素人の自分で直せるか挑戦してみます。
※紹介している作業を参考にされる方は自己責任でおねがいします。
マフラーパテの使用
マフラーなどからの排気漏れを手軽に直せる(応急処置)できるのがマフラーパテや補修テープなどです。
実は以前に一度使用した事があります。
エキパイやマフラーの穴、亀裂など比較的小さな損傷修理や応急処置的な対応が可能な優れものです。
私はホルツのガンガムとバンドセットを以前使用した事がありますが、見事に排気漏れは止めれました。結局マフラーを交換しましたが、3週間くらいはなんともなかったですよ。
名前がいいよな~「ガンガム」ガンダムみたくていい!
排気漏れ箇所は何処か探してみると、やはりエキゾーストマニホールドとマフラーの接続フランジ部分でした。購入時からマフラーパテがこてこてに塗ってあった場所です。
おまけにエキマニに取り付いてあるはずのフランジ部分が、完全にちぎれてしまっています。
(;゚Д゚)
これはもうエキパイ、マフラー一式交換したほうが良さそうです。
赤矢印部分がぐるりと一周破損していました。
他にも排気漏れ箇所があるかもしれません。
エキゾーストマニホールドの取り外し
マフラーパテや補修テープでの修復をあきらめたので( ̄▽ ̄;)
エキゾーストマニホールド&マフラーを取り外していきます。
取り外し手順としては以下の様に進めます。
- O2センサー取り外し
- マフラーとエキマニ&触媒の接続部切り外し
- 遮熱板の取り外し
- エンジンからエキマニの取り外し
O2センサーの取り外し
カプラーで接続されている方を先に取り外しておきます。
O2センサーの取り外しには、右上画像の様に専用の工具があると便利です。
スリット部分にセンサーの配線が出るようにセットして使用します。
とはいっても錆ついて固着したボルトナットが回らない!
このO2センサー特殊専用工具を使用しても外せませんでした。
(;´Д`)
マフラーと触媒の接続部分の切り離し。
私の場合は下画像のフランジ接続部がぐるりと一周腐ってエキマニからちぎれていたので、エキマニとマフラーは外れていました💧。
エンジン側からステーが、エキマニとマフラーのフランジ接続部に繋がっているので、ボルトを緩めておきます。
マフラーとエキマニの接続部は、本来なら苦労して取り外さなければならない難所の一つです。
遮熱板(エキマニ ロア&アッパーカバー)の取り外し
エキマニを取り外すために、遮熱板(エキゾーストマニホールド、アッパーカバー)を取り外します。
こいつを外さないとエキゾーストマニホールドの取り付けナットにアクセス出来ません。
上画像のように錆ついてボルト頭が細ってしまい、ソケットやメガネレンチのサイズが合いません。
アッパー側の遮熱板も腐っていた為、強引に引きちぎったら簡単にカバーが取れました💧。
エキマニのロア側カバーは車の下にもぐらなければ見えません。
こちらもボルトは錆びて細っていた為、標準サイズのソケットや、メガネレンチではサイズが合いません。本来は10mmのレンチサイズですが、インチサイズの11/32(8.73mm)と奇跡的にマッチングして取り外す事が出来ました。
サイズが合わず錆びて固着していてボルトが緩まず、車の下にもぐってきつい体勢をしてようやく取り外す事が出来ました。
エンジンとエキゾーストマニホールドの切り離し
遮熱板(エキマニ アッパー&ロアーカバー)を取り外せたら、エキゾーストマニホールドのエンジン側取り付け部分を触る事が出来ます。
取り付けに使用しているナットは12mmで外せますが、固いです。
CRCなど浸透潤滑剤などを使用して、少しづつ緩めて行きましょう。
一気に緩めてナットを回そうとすると、ボルトをへし折ってしまう可能性があります。
ナットは全部で6箇所あります。
上画像は下側遮熱板(ロアカバー)を外した後のエキマニ取り付けナットです。
この部分の一箇所が工具が干渉してどうやって外したらよいか思考錯誤していました。
かろうじてクーラントパイプの間からメガネレンチでナットに掛ける事が出来ましたが、オイルフィルターが邪魔で外せません。
(;´Д`) く~!
結果、オイルを抜いてフィルターを外しました。
(・´з`・)
かなり強固に固着していたのでエキマニのナットを取り外すのに苦労をしましたが、ようやく取り外す事が出来ました。
下画像がエキマニ取り付け部分と、取り外したエキマニ&触媒です。
今までご苦労様。
固着したナット、ネジの取り外し方
車のマフラーやエキマニなどを固定しているボルト、ナットは錆ついて固着したり、痩せ細っていたりして取り外しが非常に困難な場合が多いです。
そんな時どうやってボルト、ナットを取り外すのか?その方法については以下記事で紹介したいと思います。
まずはCRC5-56を他工具と併用していきます。
マフラーの取り外し
やっとエキマニが取り外せたので、次はマフラーを車体から取り外していきます。
と言っても私のバモスのマフラーは、エキマニとの接続フランジ部分を取り外したら2箇所ゴム部品で車体に吊るしてあるだけなので、簡単に取り外せます。
ゴム部品からマフラーの取り外しは多少力が要ります。
場合によっては固着気味になっている事もありますが、そんな時はシリコングリースなどを使用すると取り外しやすくなると思います。
CRCは樹脂やゴム製品を劣化させる為、使用しないほうが良いです。
取り外したマフラーの接続部分には、触媒側のフランジ部分が取りついたままになってます。
ひどい腐り方です。💧
まとめ
マフラーやエキゾーストマニホールドの取り外しってものすごーく大変ですね。💧
整備士さんの苦労が垣間見える。
行う作業自体は、ボルトやナットを取り外していくだけで簡単なんだけど・・・
緩まん!
固いのなんのって(;゚Д゚)。
私はマフラーやエキマニを交換すると決めた時からCRCを取り外すナット、ボルトに吹きかけて一晩寝かしておきました。
工具もパイプなどで延長したものを使用し力を加える事が出来る様にして取り外しました。
しかし急激に力をかけるとボルト、ナットをなめてしまったり、破損してしまう可能性がある為、慎重な作業をこころがけていました。
たかがマフラー、エキマニ交換ですがボルト、ナットが緩まず地味に時間がかかる事が多いと思われます。作業は時間の余裕をもって行うようにしたいです。
またボルトやナットのサビによる固着への対応策も考えて作業を進めましょう。
コメント
私も同じ症状で困り中です、明日半自動溶接機が到着なので最悪溶接で固めてやろうと思いますがマニーホールドが外せるのであればリビルド品5万で交換も考えております、。
万が一スタット(?)ボルトを折ったら廃車にかなり近づくので慎重にやりたいとも居ます。
ただ、下からのアクセスでボルトにたどり着けることが分かっただけでも本当に参考になりました。
ありがとうございました。